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No.16 ページ17
『私服、かぁ。』
１週間ぶりに話す、という事実だけで緊張してしまうというのに、それにプラスして''私服''だなんて、緊張しないわけがない。
あんまり気合い入れすぎたって思われたくないよなぁ。とため息をこぼしながら、制服に似たマリン風のワンピースに腕を通す。
青と白が基調のため、自分の髪色ともよく合うだろう。と愛用しているのだ。
久しぶりにまじまじと見た部屋は、1週間手入れをしていなかったということもあり、少しホコリっぽかった。
窓でも開けておこう、と窓枠に手をかける。
途端、棚の上の本に視線が落ちる。
『母さん、』
母さんの書いた秘密の本
母さんの術式のことや、私の術式のことが書かれている。
風巻き起こす
風に乗るように本がペラペラとめくれていく。
『どうやったら、母さんみたいになれるのかな。』
手にグッと力を込め、空間に圧をかけることで窓を開ける。
歯車が回る。
最後についたため息は外から聞こえてくる鳥の声でかき消された。
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後輩(プロフ) - 雪菜さん» ご指摘ありがとうございます。気づけていなかったので助かりました！ (8月22日 3時) (
レス) id: 5118fb11d7 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - オリジナルフラグつけたままですよ！ルール違反になってしまいます。 (8月22日 3時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：後輩 | 作成日時：2023年8月20日 15時
