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#1 ページ1

※Aside





入学式から解放され一週間の仮入部もとうとう終わった翌日の朝。


教室の窓側一番後ろという特等席に座る私の元にはとある先生が訪ねてきた。





先生「Aいるか?」



A『いないでーす』



先生「普通にいるじゃねぇか、


ハイ、これ今月の予定表」




A『一年何人入りました?』




先生「部活来たら教えてやるよ」




その先生から渡された予定表を受け取ると、先生はへらッと笑いながら教室を出て行ってしまった。




「Aちゃん今の先生だれー?」




A『顧問の先生だよ、』



「Aって部活入ってたっけ?」




A『美術部だよ、幽霊部員してるけど一応副部長』




「「「いや副部長ちゃんとしろ!?」」」





クラスメイトに突っ込みを入れてもらって私は目を細めて笑う。





私AAは井闥山学院美術部の二年副部長で幽霊部員




幽霊部員だなんて言っても部室に顔を出さないだけでちゃんと活動はしてる。




さっきの顧問の先生は島田先生。


金髪プリン頭を後ろでちょこんと一つ結びをした中年おっさんの先生。


センスと才能に恵まれたひげおやじ。



島田先生に怒られた生徒はたまに『島流しにされた』なんて言われてる。

更年期なのか知らないけど、結構沸点低いんだよね。まだまだ若いのに大変だな。





「おっす!A!おっす!」




そういって隣の席に荷物を置くのは男子バレー部の古森元也、去年もクラスが同じだったからこのクラスで一番仲が深いのは彼だろう。





A『もとやんおっはろー、朝練終わり?汗だくだねーたいへんそ、』





私がそういいながら未使用のタオルを渡すと笑顔でそれを受け取ってくれる。





古森「お、ありがと、つかその発音の仕方だと元ヤンだからやめて?」





A『たまに腹黒さ出てるからいいと思ったんだけどなぁ、タオルは洗って返してね、元也ん家の柔軟剤の香好きだから、』





古森「なにそれ、Aから渡してきたんでしょー?まぁ使ったからには洗って返すけど!」






元也はにっこりと笑って席に座る。






それと同時に担任の先生が教室の扉をくぐる。








そして今日も、憂鬱な一日が始まる鐘が鳴る。

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設定タグ:ハイキュー , 佐久早聖臣 , 井闥山学院   
作品ジャンル:アニメ
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ルカ(プロフ) - 46猫さん» 佐久早で合ってますよ (2022年1月1日 13時) (レス) id: f44474d541 (このIDを非表示/違反報告)
46猫 - すみませんコメント失礼致します。40話らへんのところ佐久早が左久早になっていますよ。 間違っていたらすみません (2021年12月30日 18時) (レス) @page40 id: e02b88f065 (このIDを非表示/違反報告)
後輩(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2020年7月25日 1時) (レス) id: e5fad9affb (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごく面白かったです!応援してます!!! (2020年7月25日 0時) (レス) id: 979bc0ff9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:後輩 | 作成日時:2020年7月22日 22時

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