23.部屋の前で ページ25
蜻蛉切の部屋に向かうにつれて話し声が大きくなってきたので少し駆け足で行く。どうやら話し合いとやらは終わったらしく、まんばちゃんが誰かに何か言った後、こちらに足を向ける。
山姥切「……はぁ」
「え、出会い頭にため息ってあんた……」
山姥切「いや、なんでもない。端末は歌仙に預けてある。蜻蛉切の話も聞いてやってくれ」
なんの事だろう？と思い部屋に近寄れば、入口近くにいた歌仙が手招きしてきた。
「何かあったの？」
歌仙「僕もよく分からないけどね。あ、ほら主。君の言ってた端末だよ」
「ありがとうー！」
端末を受け取れば、それと丁度のタイミングで蜻蛉切がこちらに顔を出す。私を見て少し申し訳なさそうな顔をした。
「蜻蛉切、何かあった？」
蜻蛉切「いえ……と言いたいのですが」
本当に何かあった。身に覚えがあまりないから首を傾げていれば、歌仙が何か思い当たったのか、私の頬を少し突く。
歌仙「これの事じゃないかい？」
「え？殴られたやつ？その事についてはもう終わった事だし」
歌仙「君にとっては終わったことでも誰かさんにとっては終わったことにできないだろう。」
そこでようやく気づいた。そうだ、あの日から2日しか経ってないけどうぐじいと一言も喋れてない
「と、蜻蛉切。うぐじいは今どこ？」
蜻蛉切「先程まで居たのですが、割り当てられたご自分のお部屋にいらっしゃるかと」
「ありがとう！」
手を振って慌てて駆け出せば、後ろから「走っては危ないよ」と歌仙の声が聞こえた。
24.鶯と一緒 ��-5→←22.東の御手杵と一緒 ��-1
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ショートケーキの赤いヤツ - 青江は可愛い異論は認めん．更新頑張ってください！青江推しなのでいっぱい出してくれると嬉しいです！ (2021年9月11日 13時) (
レス) id: b184c00ea8 (このIDを非表示/違反報告)
水蓼(プロフ) - 面白いです！！更新楽しみにしてます！！(*≧ω≦) (2021年8月3日 15時) (レス) id: 9b668583e7 (このIDを非表示/違反報告)
ショートケーキの赤いヤツ - 三日月が推しなので楽しみにしています！更新頑張ってください！！ (2021年7月30日 11時) (レス) id: 4120331ea8 (このIDを非表示/違反報告)
Marina3931(プロフ) - こういう物語大好きです！更新頑張ってください!!!! (2021年6月6日 0時) (レス) id: c520b4e926 (このIDを非表示/違反報告)
鳴瀬 - こういう物語を待っていました。更新、頑張ってください。 (2021年4月22日 23時) (レス) id: 98266d8bda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジキル x他1人 | 作成日時：2021年4月7日 1時
