＊めんどい ページ7
「『めんどい』とは何ですか。『めんどい』とは」
仕事をする気がないのか。はたして、これが江戸を守る特別警察と言えるのか。ぜひとも副長を見習ってほしい。
「俺の仕事は、公園などの市民が集まる場所で、そこにあるベンチに寝っ転がって、夢の中で市民を守ることでィ」
ドヤァ、と口角を上げている。
「つまりは昼寝などをして隊務を全うしないことですよね。意味わからないこと言わないでください。それは仕事とは言えません。それニートです」
そのドヤ顔に苛立ちを覚える。
「そんなに怒んなよ」
突然、沖田総悟は、私の腕を引っ張ってきたのだ。
いくら身構えていても、相手は剣士で、力が強いのだ。
どうしても隊長のほうによろける。
ぶつかってしまう。無意識のうちに私は目をつぶっていた。その途端、壁に押し付けられた感覚がした。
「……え」
目を開けると、沖田総悟の整った顔が、突き刺すような赤い瞳が、私をとらえていた。
「な、何を……！？____んっ」
私の声は遮られた。口を沖田総悟の手で覆われていたからだ。もう片方の腕は私の頭の横にあった。
「AA」
名前を呼ばれ、肩をビクつかせる。
沖田総悟はそんな私を見て目を細め、ニヤリと笑った。
「お前のことが気に入った」
……は？ 何が言いたいんだこの人は。
必死に口元の手を振りほどくと、叫ぶように言った。
「『気に入った』ってどういうことですか。意味が分からないです。私は忙しいんです。そこをどいてください」
「気に入ったってことは、好きってことでィ」
耳元で囁いてきたその声は低くて、つい反応してしまう。
「な、どういう」
「恋愛感情」
頭おかしくなったのか？
「私には恋愛なんて必要ありません」
恋愛なんて、見合いでも結婚どころか、付き合いすら決まらなかった私には、なんの縁もない。
……恋だの何だの、私の人生にいらない。
「そーゆーのがいいんでィ」
「……？」
どういうことかさっぱり分からない。
「そんな風に言ってるやつを調教すんのが楽しいから」
そう言うと、私の頰を撫で、そして離れた。
「絶対ェ
ドＳさをうかがわせるその顔に、ゾクッと寒気を感じた。
「絶対
キッと睨みつけるも、沖田総悟はニヤついた笑みをやめなかった。
そう。この日を境に
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白桃餅子 - マリーナさん» こちらこそ初めまして！ ですよね、沖田くんかっこかわいいですよね！ ゆ、夢主と一緒ですって！？ おめでとうございます！！（？）いいなあ……一緒だなんて……！ あ、返信遅くなって申し訳ありませんでした。 (2018年8月12日 19時) (
レス) id: 7a0c5e56cd (このIDを非表示/違反報告)
マリーナ - はじめまして！沖田くんがかっこいいし、かわいい！しかも夢主ちゃんと誕生日、血液型が一緒！ (2018年7月15日 14時) (レス) id: 05439fd47e (このIDを非表示/違反報告)
白桃餅子 - Sakurairoさん» 面白いと言っていただけて嬉しいです！ 確かに沖田くん可愛いですよね。書きながら悶えてます(笑)応援もありがとうございます！ テスト頑張ってきます……！ (2018年5月6日 14時) (レス) id: 7a0c5e56cd (このIDを非表示/違反報告)
Sakurairo(プロフ) - 面白いです！！沖田君の１つ１つの行動が可愛くて！ 更新待ってます！テスト勉強頑張ってくださいね！！ (2018年5月5日 17時) (レス) id: 5935e5da26 (このIDを非表示/違反報告)
白桃餅子 - 林檎はいつまでも……さん» いつもありがとう！ ドキドキしてくれたら本望ぜよ。 (2018年5月4日 12時) (レス) id: 7a0c5e56cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃餅子 | 作成日時：2018年1月14日 17時
