ずっと一緒に

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ロサンゼルス出発当日
荷物の確認を何回もやってるから「パスポートだけ忘れなきゃいいの」なんて広臣に言われる始末



マネージャーさんが迎えに来てくれて、一緒に空港へ向かう、あくまでもスタッフとしてね



広臣は、普段と違ってサングラスにマスクでいかにも芸能人
騒がれはしないけど振り返る人がちらほら
なんだか違う人みたい





飛行機に乗れば、離れた席かと思っていたら
隣にしてくれてあって、嬉しかったりホッと安心したり、しかもフラットになる座席でちょー快適



機内では二人で爆睡
機内食は最初だけ食べて、2回目は気付かず寝てたみたい



約10時間だけど、あっと言う間に着いちゃった感じ








ロスに到着して、とりあえずホテル



の前に
空港の外に出て両手いっぱい広げて「すぅーはー」と深呼吸





「やったー初LA、空気が違うね」


「だろ、連れてきたかったんだよね
二人で来たかったけどな」


「そうだけど…でもうれし〜
仕事じゃなかったら、もっとうれしいね」


「だから正月に来ればよかったんだよ
またすぐに来ればいいじゃん
とにかく、仕事をやりましょう」


「はい、わかりました
気合い入れてやらせて頂きます」





アメリカの空気と開放的な雰囲気と日本とは違う空の色とすべてが嬉しく楽しく感じて自然と笑い合う



なんか楽しくなってきたぞ
でもしっかり仕事はしなきゃね



少し休憩してから、明日からの撮影の打ち合わせ
それが終わって夕飯をスタッフ全員で食べに行った



スタッフの中には、広臣と私の事は知らない人もいるから、離れて座る



そんな中、スタイリストの高田さんは広臣が言ってくれてあって、隣に座ってよくしてくれる



広臣は、こっそり私たちの間に来て高田さんに
「A、お願いします」って言ってくれた





「臣からね、Aちゃんの話よく聞くんだよ」


「えっ、そうなんですか？」


「今回も、知らない人ばっかりだし、アシスタントも来ないから、お願いしますって、優しいよね」


「そうだっんですか
私、ヘアメイクの仕事これが初めてなんです
緊張しちゃって…本当に宜しくお願いします」


「大丈夫だよ臣がいるじゃん
いつも臣といるからよく分かってるでしょ
格好よくしてやってよ」


「はい、格好よくしちゃいます」





こんな会話で緊張をほぐして、私から笑いが出るようにしてくれる高田さん



ここにいる間はなるべく高田さんの側にいよう

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