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34 mari ページ34

臣がオーディション受けるって言い出して、最初はただの気まぐれ?運試し?みたいなノりなんだろうって思ってた



Aももちろんそうだったはず
カラオケ行けば歌は上手かったから「広臣なら楽勝だね」「よっボーカル広臣」なんてふざけて言ってたくらいだから



一次、二次と受かってるうちは「当たり前」「広臣なら当然」なんてまだ余裕かましてた



それが、最終的に10人になると「残っちゃった」に変わった





10人に残って合宿に行くって日、なぜか放っておけなくて翔太を誘って、達也の働いている居酒屋にAを連れて行った





「大変そうだね、でも頑張ってるから応援しなきゃ」





そんな風に言ったAは、いつもと変わらない素ぶりだったけど、みんなに心配かけまいと普通を装ってるなんかすぐにわかった




私もずっとAの言った「残っちゃった」が気になってたし



軽く飲んでAと別れて、帰る方向が一緒の翔太と並んで歩いていると





「どうした?真理おかしいよ」





私の様子は翔太にはわかってたみたい



臣とAの部屋に遊びに行った時に会った翔太
背が高くて、厳つくて笑うと可愛くて、照れ屋な翔太



最初こそかっこつけてて印象悪かったけど
好きになったのは会ってすぐだったのかもしれない
ずっと臣の友達、Aの友達としての関係が続いていた私たち、後から聞いたら翔太も同じ気持ちだったって





「多分ね
Aは受かってほしくないんだと思う」


Aの気持ちを考えたら…泣けてきた
そんな私の肩を優しく抱いてくれた翔太は


「真理が泣いたらだめじゃん
真理には俺がいるだろ、Aが無理してんのわかったよ、臣がいない間俺らがそばにいてやろう」





そう言って優しいキスをしてくれた





そのまま私の家に行って
その日から付き合う事になった









次の日、私と翔太は臣とAの部屋に泊まろうって、Aには言ってないけど、荷物を持って押しかけた





「何?何?どうしたの?」





もちろんAは驚いてる
でもそんなの気にしない「あんた寂しいでしょ、泊まってやるから有難いと思え」とか言ってAには有無も言わせない



しばらくして、翔太も実家から使わない布団を貰って、それを持ってやって来る



強引な翔太と私に何か言いたげなAだけど、臣がいない間、そばにいてあげようって思いは伝わったみたい



その日から
臣と同じで、こっちも合宿生活がスタートした

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設定タグ:登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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chiharu(プロフ) - 1980noさん» おはようございます。もう訳わかんなくなってます。読み直すと。。。変なんですよね…とにかくゆっくり直しますね、いつもありがとうございますです! (2017年12月19日 10時) (レス) id: 17a49ebd1e (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - こんにちは♪しおりしてたのに…分かんなくなっちゃってまた最初から読み直しました!←(笑)お直しお疲れさまでしたm(_ _)m私は読む専門なので書かれる方って本当に凄いなぁって感心してます(*´∀`)これからも楽しみにしています! (2017年12月15日 11時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - さおりんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(^^)頑張りますのでよろしくお願いします(o^^o) (2017年12月6日 8時) (レス) id: 4529533e41 (このIDを非表示/違反報告)
さおりん - また見れて幸せなです♪夢中で読み進めてます! (2017年12月5日 21時) (レス) id: 055feb9030 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - alan loveさん» コメントありがとうございます!内容は変えないでいこうと思ってますが、すこーし変わってる部分はあります、でも大幅に変えないようにしたいです(^^)これからもよろしくお願いします(o^^o) (2017年12月5日 0時) (レス) id: 74d9ef4e84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chiharu | 作成日時:2016年11月29日 0時

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