27 omi ページ27
「ゔぅっ…」
身悶えて痛がって、涙目でおでこ摩りながら「DVやろう訴えてやる」なんか言ってるA
押さえてる手を離して見れば、赤くなった部分が膨らんできてる「やばっ」やりすぎたって思うけど
生意気に睨んでるこいつ見ると、昔に比べて強くなったなって思う
もともと気は強いけどね
ボクシングごっこしてて腹にフックが入っちゃって息出来なくなったり、プロレスごっこで技かければ肩はずれちゃったり、寸止めの裏拳が止まらなくて鼻血出したり
そうすると「広臣なんか嫌い」って怒るくせに「広臣…痛いよー」なんて甘えてきて可愛かったのにな
お互い言葉で言う事はあまりないけど、そんなガキっぽいごっこ遊びが俺の愛情表現だってわかってるAは合わせて乗ってくれる
最後に必ず泣くんだけどね
泣かせて喜んでる俺ってドSか？
俺にずっと付いてきてれば、強くなるのも仕方ないのかもな
達也が見かねて、冷却シートを持ってきてくれて、おでこに貼ってるけど、その姿も可愛い
はー俺も相当こいつ好きなんじゃん
Aが最後のワインを一気飲みしちゃって
いつもの焼酎を飲みだすと
毎度の俺とAのやり取りを呆れて見てる翔太と真理
同じ同級生同士なのに二人とも落ち着いてる
「おまえはガキなんだよ」翔太にはいつもこれ言われてる
でもAがそれでいいんだから大きなお世話
そんな翔太は俺を中心に三代目のヘアメイクをよく頼む、知らないやつにやってもらうより、翔太だと何も言わなくても思い通りしてくれるから助かってる
翔太「それはそうと、Aヘアメイクやんねーの？」
翔太も思ってたか
俺もそれは思ってたんだけどね
一瞬目を見開いて少し考えてるAは
A「それは…前の事あるから
仕事は一緒にしたくないかな」
真理「あぁ、あのPV事件？」
臣「事件って…」
翔太「あの、女といちゃいちゃPV？」
A「そう、あんなの見たくないよ」
PV事件ね
あの日は、Aの先輩がヘアメイクでAはアシスタントで来ていた
がっつり女と絡む撮影で、見てるAはみるみる顔色変わってきちゃって
仕事だから何にも言わないけどあきらか落ちてる
最初の頃は「広臣のヘアメイク私がやるね」なんて言ってたくせに「もうやらない」ってなっちゃって
俺悪くないのにご機嫌とるのがね
ヤキモチ妬いちゃってかわいかったけどね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» おはようございます。もう訳わかんなくなってます。読み直すと。。。変なんですよね…とにかくゆっくり直しますね、いつもありがとうございますです！ (2017年12月19日 10時) (
レス) id: 17a49ebd1e (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - こんにちは♪しおりしてたのに…分かんなくなっちゃってまた最初から読み直しました！←(笑)お直しお疲れさまでしたm(_ _)m私は読む専門なので書かれる方って本当に凄いなぁって感心してます(*´∀`)これからも楽しみにしています！ (2017年12月15日 11時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - さおりんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(^^)頑張りますのでよろしくお願いします(o^^o) (2017年12月6日 8時) (レス) id: 4529533e41 (このIDを非表示/違反報告)
さおりん - また見れて幸せなです♪夢中で読み進めてます！ (2017年12月5日 21時) (レス) id: 055feb9030 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - alan loveさん» コメントありがとうございます！内容は変えないでいこうと思ってますが、すこーし変わってる部分はあります、でも大幅に変えないようにしたいです(^^)これからもよろしくお願いします(o^^o) (2017年12月5日 0時) (レス) id: 74d9ef4e84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chiharu
| 作成日時：2016年11月29日 0時
