ずっと一緒に 2

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結局、莉奈ちゃんのことはなんだったのって感じ
広臣も変わった様子ないし、心配すんなは本当だったみたい





広臣の年末年始のスケジュールは凄まじい
テレビを見れば格好つけた広臣がいて、一人で笑っちゃう





すべてのスケジュールをこなして、休みに入った
お互いの実家も行って、家族とのんびりできたし
お忍びの箱根も行けたし
また今年も頑張ろうねって









・









仕事が本格的に始まってすぐに
雑誌の撮影でヘアメイクをやってほしいって広臣の会社の人から連絡が



撮影はLAだとか
翔太は他に仕事あるから私にって「お願いします」って切ったけど



広臣に言っとかなきゃって
「またLA行けるよ〜」ってライン入れたけど、ふざけすぎかな



LAはこの前行ったし、佐和子さんも一緒みたいで楽しみ









・





二回目だと余裕も出てきて、機内で過ごすのもなかなか慣れたもんかな？



広臣が隣にいると安心するのかすぐに爆睡できるのも、ひどい時差ボケにならず丁度良い



寝てればすぐに着いてしまう感じだけど
やっぱアメリカは遠い



空港からすぐにホテルに向かう
佐和子さんとはホテルで待ち合わせしてて、着くと熱烈歓迎なハグで出迎えてくれた



着いた日は、ゆっくりして次の日は撮影
佐和子さんとは明日、撮影が終わってから食事に行く約束をして別れた








次の日、スタジオに来てみると莉奈ちゃんがいる
一緒だったんだ



モデルさんと一緒とは聞いてたけど莉奈ちゃんとは聞いてなかった、広臣はわざと黙ってたのかな？





莉奈「あっ登坂さん
佐和子さんもお久しぶりです」



まだ私服の莉奈ちゃん、私服もやっぱりお洒落
私を見て会釈したけど、目が恐い
一応会釈を返したけど、見てない



佐和子さんの隣にいた私は、なんとなく居ずらいその雰囲気にその場からそっと離れた



佐和子「うん久しぶり、最近忙しいみたいね」


莉奈「そうでもないですよ」


佐和子「今日はよろしくね」


莉奈「はい、お願いします

あっ登坂さん、後で食事行きませんか？
皆さんも一緒に」




少し離れた場所からのそのやり取りに、え？なんて思っていると、マネージャーさんは「是非に」なんて言ってる



そのマネージャーさんに向かって「えー」なんて口してあからさまに嫌な顔の広臣



莉奈「やった〜じゃあ今日はお願いしま〜す」




一人嬉しそうな莉奈ちゃんは
ひらひらと手を振りながらメイクルームに足取り軽く消えて行った

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