ずっと一緒に 2

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わざわざ実家まで広臣が迎えに来てくれたけど、忙しい仕事の合間に来てくれたみたい



すぐに映画の撮影で海外行ったり、地方に行ったり、最近敬浩さんと一緒が多いみたいで、帰ってくると敬浩さんの話ばっかり





今度会わせてくれるって言うけど
あの王子様のようなイケメンは緊張するから
結構ですってね









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ライブのリハーサルも始まって
帰ってくるのも遅かったりでなかなか時間が合わない日が続いていた









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お昼少し前だけど、予約のお客様入ってるし、手の空いてるうちにお昼食べちゃおうって休憩室に入ってけば、真理は腰に手をやりながらコーヒー飲んでる



この人朝から、何かするたび腰叩いたり、下っ腹さすってたからね





「何、女の子の日？」


『うん…２日目』


「そっか」


『そういえば、あんたまだきてないでしょ』


「あ………うん…」





こないの気付いてたか…
もう２週間きてない…生理



毎月、私がきてすぐに真理だし、その時は「腹痛い」だの何だのって大騒ぎするからね





『もしかして…できた？』


「………


………………………………たぶん、」


『うそ…心当たりは？』


「……………ある」


『何で、ピル飲んでるんじゃなかったの？』








ここ何年か生理痛だったり生理不順でピルを飲んでいた、もちろん避妊するつもりもあって



広臣もいない時の方が多くて
今迄何でもなかったのに、副作用がちょっと出てきちゃって、飲むのをやめていた時だった





久しぶりに帰ってきた広臣と
すぐにピルを飲みだしたから安心してたけど








「うん…」と言ったまま黙った私に





『何やってんの
臣の仕事わかってんでしょ
もうちょっと気をつけなきゃ
できちゃったじゃ済まないから…』


「うん…」


『……ごめん…

Aはわかってるよね
きつく言うつもりないんだけど…
でもまだ決まったわけじゃないから、仕事終わったら調べてみよう』


「うん…」








真理が言う事はもっともだから、うんしか言えない
子供もたぶんじゃなくて、できてる
調べてないけど、女、母の勘でわかる





真理にはいつ相談しようって悩んでた、こんな風にばれちゃうなんて…

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