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広臣と付き合ってからほぼ長さは変わってない



胸くらいのロングを、ストレートだったりパーマかけたり、アイロンで巻いたり、きっちりまとめたり、ゆるーくまとめたりアレンジしてたけど、いい加減飽きてきてたんだよね








『俺切ってやろうか』


「えっ…」



有紗ちゃんに言ったつもりが、脩の申し出に不安なる私



それってね、美容師になりたての頃、練習で切ってもらって以来で、その時のあまりの下手くそ具合が…



「脩、大丈夫?
肩くらいまでいきたいんだけど、綺麗にカットできる?」


『大丈夫だって、
でもいいの?広臣くんロング好きなんじゃないの?』



広臣を気遣ってくれるなんて大人になったな
そんな脩が頼もしい



「いいよ、大丈夫だから」


『そうなの?
広臣くんがロング好きだから伸ばしてたんじゃないの?』


「そういう訳でもないんだよね
なんとなく伸ばしてたって感じかな」


『だよな、姉ちゃんが男の好みに合わせるなんてありえないか』





言ってくれるなこいつ
そんなかわいい女じゃないのはわかってる
そんな女って思われるのも嫌だし







って…
本当は広臣がロングが好きだからだったんだけど



店に入ってすぐに、美容師だからオシャレに見せなきゃってベリーショートにした



広臣を好きになって「俺、ロング好きなんだよね」を聞いた瞬間「うっそー」な気分になり



それから、頑張って伸ばして…
広臣好みの容姿でいたいって、ほんとはそんなかわいい女なんだけど





まあ痛んできてるし
似合えばいいのよね、似合えば








脩にすべて任せ、肩ラインまでバッサリ切ってもらい、ブローとアイロンで有紗ちゃんが仕上げてくれる





有紗「Aちゃん若くなりましたね」


脩「うん、ちょい若くなったかな」





そおかな?前髪作ってもらったし少しは若返ったかな





有紗「かわいいですよ、登坂さんに見せてあげたいですね、写真撮って送ってあげましょうよ」





すでに携帯こっち向けてる有紗ちゃんは、私がそっち向くの待ってる「やだよ」なんて顔だけ反対向いてれば





脩「なんだよ、送ってやればいいのに」





脩のその一言で「しょうがない」って、振返り携帯向かってピースで"カシャ"っと一枚
そこから三人でキャッキャしながら写真撮ってると









『こんばんは〜』


「え…和樹?」


『おぅ、久しぶり』









そこには
広臣と付き合う前に付き合っていた和樹が立っていた

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設定タグ:登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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chiharu(プロフ) - 1980noさん» おはようございます。臣くんかわいいでしょ(^^)こんな臣くん好きなんです(o^^o) (2017年12月11日 9時) (レス) id: 4529533e41 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 臣君からかうの面白いですね(笑)ぶりっ子臣君も(笑)友達カップルとの会話も◎大量更新ありがとうございました(о´∀`о)ノ (2017年12月10日 16時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» ありがとうございます(^^)こんな弟ならねーうちの弟は薄情です… (2017年12月7日 17時) (レス) id: 4529533e41 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - いい弟!何だかんだ言っても結局はお姉ちゃん想いかな(*^-^*)更新楽しみにしています◎ (2017年12月7日 14時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chiharu | 作成日時:2016年12月5日 12時

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