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広臣の話を聞いた限り、広臣は何も悪くないし
何もしてない





私何がしたかったんだろう
ただの…嫉妬…やきもち…ジェラシーか…
だとしても何にもならないのに





上を向いてたのを横に向きを変えると、広臣も私の方に向きを変えてきた





お互い顔を見ながら





「何も…なかったね」


『だろ?

でもな、最初は仲良かったし普通に連絡とったりしてたから、もしかしてその気にさせるような事言ったり、勘違いさせるような行動があったかもしれない…

もちろん俺はそんなつもりねーけど』





頷く私に広臣は





『前にちゃんと彼女いるからって話してから連絡こなくなって安心してたんだけどな…』




呟いた顔に申し訳なくなった





遊びなら遊ぶ相手考えろ馬鹿
本気ならこんな事させてんじゃねーよ馬鹿
なんて思ってたなんてとてもじゃないけど言えない





でもツーショット写真やコメントきたくらいで何で騒がれちゃうんだろう



直人さんだってお互い二人の写真載っけたりしてるのに



そんな事思ってると





『だからー
俺らはこんな事でおかしくなっちゃいけないの、わかる?』


「うん…ごめん…」


『もう…俺の事信じてよ』


「わかった…」





考えると莉奈ちゃんって普通の女の子なんだね
広臣の事好きなんだよ、わかる気するけど





でも、広臣が困る事はしないでほしい
お願いだから広臣の事考えてよ…って









申し訳ない気持ちと、いろいろ考えてて黙ってた私に広臣は起き上がって





『だいたいさ、何でここにいんの?
家にいねーし、電話しても出ないし、ここにいたからいいけど、心配すんだろ』



怒って言ってるみたいだけど、やっぱり顔は恐くない



「ごめん…」


『連絡取れないの勘弁してよ』


「だから、ごめんなさい」


『ここで寝る?お腹は?痛くないの?』


「やだ、帰る…お腹は痛くない…」


『やっぱり…』


「だって…」


『まあいいや、腹痛くないんだったら』


「うん、じゃあ帰ろお腹減った」


『だな、帰って俺がラーメン作ってやろっか?』


「うん、広臣のラーメン食べたい」





いつもの二人に戻って
立ち上がった広臣に、手を引っ張ってもらって立ち上がると、ふっと笑って抱きしめてくれる





お腹に手を回して抱き返した広臣の腕の中はあったかくて、やっぱり信じてやんないとって思った





こんな子供じみた事してバカみたいだね





ごめんね…広臣

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設定タグ:登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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chiharu(プロフ) - 1980noさん» おはようございます。臣くんかわいいでしょ(^^)こんな臣くん好きなんです(o^^o) (2017年12月11日 9時) (レス) id: 4529533e41 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 臣君からかうの面白いですね(笑)ぶりっ子臣君も(笑)友達カップルとの会話も◎大量更新ありがとうございました(о´∀`о)ノ (2017年12月10日 16時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» ありがとうございます(^^)こんな弟ならねーうちの弟は薄情です… (2017年12月7日 17時) (レス) id: 4529533e41 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - いい弟!何だかんだ言っても結局はお姉ちゃん想いかな(*^-^*)更新楽しみにしています◎ (2017年12月7日 14時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chiharu | 作成日時:2016年12月5日 12時

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