ずっと一緒に 2

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３月に入ると
相変わらずの仕事の忙しさに加え、連日のいろんな人との誕生会という名の飲みで、広臣の肝臓が心配な毎日



本人まだ大丈夫とか言ってるけど、喉もだけど基本は身体ですから



ヘロヘロで帰ってきても、正体無くすまでは最近なってないから、そこは考えてるのかな









・









本日、広臣の誕生日
今年は本人不在でも関係なく、達也くんのお店で広臣の誕生会やるぞーって召集がかかった





もちろん言い出しっぺは達也くん
それってね、なんと達也くん
高校の時に好きだった彼女と上手い事いったみたいで、みんなに紹介したいみたい



それも楽しみだし、なにより達也くんに彼女ができた事が嬉しい








仕事が終わって、真理と急いで達也くんのお店に行くと、入口扉には『本日貸切』の札
そんな達也くんの心遣いはありがたい





中に入れば、達也くんと彼女の笑い声が聞こえる





『「お疲れ〜」』





厨房にいる二人に聞こえるように真理とハモる





「おぅお疲れ」





下がった目尻の幸せヤロウがカウンターに
垂れた目がかわいいって思ってるのは私だけ？





「達也良かったね、お母さん嬉しいよ」





真理は母のような微笑みで言ってますが、あんたいつからお母さんになったの、でもその気持ちは私も一緒





「達也くんほんと良かったね」


「おおサンキュ

美佳こっち来て
こっちが翔太知ってんだろ？翔太の奥さんの真理」





彼女を呼ぶ達也くん
まずは真理から紹介ね
その様子を見ながら彼女のチェックをする





「はじめまして美佳です、よろしくお願いします」


「美佳ちゃんね、よろしくね」





にこっと真理に向かって笑ってる美佳ちゃん
顔はまことに可愛いから合格





なんて品定めみたいな事しちゃ失礼か…
高校の同級生じゃ変な子なわけないし
話す感じも良さそうだし





でもね、やっぱりしっかり見させていただきますから、達也くんの彼女なら余計にね





私たちからOKが出ないとダメですから
覚悟してね





母ってよりこりゃ小姑だな

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