第198話 煙の様に ページ7
ゲバルト城内 中枢幹部会議室
鬱side
ﾕｳｷ「んーー...疲れました」
椅子に座り肘をついて机に伏して、ユウキが言う
未だ効果が解けず存在している胸が結構目に毒だ
鬱「そうやろうな、今日一日騒がしすぎたわ...もうあと三時間で日が変わるけど」
そう言いながら煙草を吸う
普段ここではくさいと怒られるから煙草は吸わないが
魔法で臭いを消しておけばトンちにも怒られないだろ
鬱「ユウキ」
ﾕｳｷ「はーい」
鬱「その...色々、すいませんでした」
一旦煙草を灰皿において、少し頭を下げる
ﾕｳｷ「...ふふ、許しません」
鬱「えぇ〜！僕いまちゃんと謝ったよ！？」
ﾕｳｷ「許してほしいですか？」
鬱「はい！そりゃもちろん！！」
勢いよく僕が答えると
じゃあ、と言ってユウキは笑う
ﾕｳｷ「日が変わって、俺が元の体に戻ったら、俺の部屋に来てください」
ばりかわいらしいお誘いにもう口角が自然に上がる
鬱「仰せのままに」
ﾕｳｷ「んふふ、悪いかおしてますね」
鬱「嬉しいんやって、しゃあないやん」
ﾕｳｷ「じゃあ俺、書類確認して片付けてきますね」
鬱「偉いなぁ...じゃあまた後でな」
ヒラヒラ手を振って
なんともいい子なユウキを見送る
ちな僕の机にある書類は進捗3割です、はい
鬱「僕も書類進めとくかぁ...せめて6割まで」
煙草の火を消しつつ呟く
絶対とんちに聞かれたら死ぬな今の
せめて怒られる回数が減るように
未だ漂う煙と臭いを魔法で消す
この煙の様に僕のモノであるユウキに
近づくものを消せれば
僕的にはハッピーエンドなんやけど
鬱「まぁ、手強すぎて無理やな...てか最後の置き土産もロボロとかに結構怒られたしなぁ、皆厳しいわ...」
そう思わん？
僕は足元で蠢く『堕とし子』の一種に向かって
問うて笑う
返事は、無いままでいい
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夜月ルナ(プロフ) - nbeabeaさん» コメントありがとうございます！観ている実況者様が多いので沢山登場させてしまっていますw少しでも満足して頂いたなら本望です！頑張ってかいていきます！本当にありがとうございます！ (2021年3月13日 14時) (
レス) id: 012def0b6c (このIDを非表示/違反報告)
nbeabea(プロフ) - 初コメ失礼致します。大好きなゲーム実況者さんのほとんどが登場していてビックリしました(笑)大変満足感のある小説に少々心が苦しいですが、とても有意義な時間となりました。ありがとうございます♪次回話、楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2021年3月13日 13時) (レス) id: ba58298660 (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - 初コメです！ もしかしてフェアリーテイル知っていますか？ (2021年1月2日 21時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年11月27日 0時
