第197話 置き災難 ページ6
nakamu「あっはは、おやすみブルーク...んで、なんかわかった？スマイル」
nakamuが話をふったのは
先程から本とにらめっこをしていた
結晶の羽を生やした吸血鬼の血を引く黒魔導師であるスマイル
ｽﾏｲﾙ「んー多分邪神の堕とし子だよ、それか...いや、どちらにしろ邪神に関係する怪物かな」
とりあえずヤバい、とスマイルは付け加える
ｼｬｰくん「邪神の眷族にこんな暴力ぶつけて大丈夫なの？いいならアレ食える？試していい？」
少し目を輝かせたシャーくんは
鮫の魚人らしいその鋭い歯を見せて笑いつつ
きりやん「暴力より食すほうがヤバいだろ、腹壊すって」
そう言って宥めてくる妖狐のきりやんの
ふわふわの狐の尻尾を撫でている
nakamu「うーーん、スマイル！杖！！」
ｽﾏｲﾙ「はぁ....壊すなよ」
溜め息をついたスマイルが
その手の内に杖を出現させ、それをnakamuへ手渡す
nakamu「これに俺の魔力も込めて...はいシャーくん、きんとき、きりやん頼むね」
銀細工に彩られた先端の宝玉が
紫と水色に移ろいながら輝き
シャーくんの手へと渡される
そんな杖の先端でシャーくんがコツコツと
床を叩きながらゆったりとバルコニーのソレに近づく
後ろではきんときときりやんが人外の言語で
呪文の詠唱を開始する
『■■■■■■！！！』
反応するように苦しみだし、どばり
化け物は叫びながらその無数の触手を
シャーくんへと向け伸ばす
ｼｬｰくん「おらっ！！」
しかしソレがシャーくんを覆う速さよりも
詠唱が終わり彼が杖の先端を化け物に刺す方が速かった
「「「消えろ」」」
体の中心に風穴を開けられた化け物は
ドロリと溶け煙になりはじめる
ﾔｽ「あの人やっぱヤバいってマジで」
化け物が崩れ消える中、堪らずヤスが溢すほど醜悪に
『アハハハハｯｯ！！』
煽るような召喚主の鬱の声が高らかに響いた
鬱「ええ置き土産でしたやろ？」
誰に言うでもなく呟く青い瞳は
心底楽しそうに三日月に歪んでいた
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夜月ルナ(プロフ) - nbeabeaさん» コメントありがとうございます！観ている実況者様が多いので沢山登場させてしまっていますw少しでも満足して頂いたなら本望です！頑張ってかいていきます！本当にありがとうございます！ (2021年3月13日 14時) (
レス) id: 012def0b6c (このIDを非表示/違反報告)
nbeabea(プロフ) - 初コメ失礼致します。大好きなゲーム実況者さんのほとんどが登場していてビックリしました(笑)大変満足感のある小説に少々心が苦しいですが、とても有意義な時間となりました。ありがとうございます♪次回話、楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2021年3月13日 13時) (レス) id: ba58298660 (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - 初コメです！ もしかしてフェアリーテイル知っていますか？ (2021年1月2日 21時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年11月27日 0時
