第214話 バグった館にて6 ページ23
らっだぁ「嘘じゃぁん、マジでいってんのコレ」
らっだぁさんが爪先で崩れた床をつつく
ザザ、と床が一瞬波打つ
ﾕｳｷ「どうなってるんですか...」
階段から下を覗いてみれば、1階も所々床の色が違う
ｿﾞﾑ「はよ脱出せんと館ごと崩れるんかコレ？」
らっだぁ「十中八九崩れるねぇ...クリア間に合うのか怪しいねぇコレ」
さらっとらっだぁさんがとんでもないことを言う
やめて欲しい、怖さが増すじゃないですか
らっだぁ「...うん、よし！こんだけバグってるならもう手分けして館の裂け目見つけよう！」
ｿﾞﾑ「裂け目？」
首をかしげる俺達にらっだぁさんが説明してくれる
らっだぁ「最初に言ったけどこの青鬼の館は中身だけ切り替わる仕様で、替わって現れる今いる空間は作られた別空間なのね？構造上デカいなんもない空間に建物浮かんでるみたいな感じなんだけど」
ｿﾞﾑ「改めて造りやばくないっすか」
ﾕｳｷ「いや、本当に...」
らっだぁ「んでまぁ元々中から外には条件達成しなきゃ出れないとはいえここの壁を壊すとねぇ出れるの、基本は整備用の俺と大臣達以外なんも出来ないまっさら空間にね」
ﾕｳｷ「でも、攻撃通じないんですよね？」
そこは大丈夫！とらっだぁさんは笑う
らっだぁ「俺はここの主だからバグってる今なら攻撃出来るよ、バグが一番ひどい時空すら裂けた場所を見つけて俺が抉じ開ける！んで出よう！」
ｿﾞﾑ「運営の人達もこの壁の一枚向こうにおって、向こうも同じ考えで動いてて向こうからのアクションが見つけられるかもしれないからってのもあるんでしょ」
らっだぁ「そういうこと〜んでさ、勝手を知ってる俺が青鬼引き付けとくから二人は裂け目を探しててくれない？」
えぇ、とゾムと同時に声をあげ顔を見合わせる
諦めた風にゾムから口を開く
ｿﾞﾑ「...了解っすわ、化け物は頼みます」
ﾕｳｷ「入れる部屋をとりあえず見直してきますね...」
らっだぁ「うん、頼むね！それじゃ...」
不安を拭おうとしてくれたのか
俺とゾムの肩を叩いてらっだぁさんが笑う
らっだぁ「頑張っていこう！おーー！」
ｿﾞﾑ「...ふっw」
ﾕｳｷ「んふふ、おーー！」
らっだぁ「お前も言えよゾムｩｩ！」
かくして、別行動が開始されたのである
ーーーー作者よりーーーーー
更新遅れ過ぎましたね！
待っていて下さっている方本当にいつもありがとうございます、感謝しかありません…いやほんと…遅れてすいませんでした…
第215話 バグった館にて7→←第213話 バグった館にて5
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夜月ルナ(プロフ) - nbeabeaさん» コメントありがとうございます！観ている実況者様が多いので沢山登場させてしまっていますw少しでも満足して頂いたなら本望です！頑張ってかいていきます！本当にありがとうございます！ (2021年3月13日 14時) (
レス) id: 012def0b6c (このIDを非表示/違反報告)
nbeabea(プロフ) - 初コメ失礼致します。大好きなゲーム実況者さんのほとんどが登場していてビックリしました(笑)大変満足感のある小説に少々心が苦しいですが、とても有意義な時間となりました。ありがとうございます♪次回話、楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2021年3月13日 13時) (レス) id: ba58298660 (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - 初コメです！ もしかしてフェアリーテイル知っていますか？ (2021年1月2日 21時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年11月27日 0時
