第212話 バグった館にて4 ページ21
少し軋む廊下を進んで突き当たりのドアを開ける
机とソファ、そしてキッチン
と、キッチンのそばに何かが落ちている
ﾕｳｷ「あ...お皿が割れてる？」
寄って拾う、コレが音の出所かな？
ｿﾞﾑ「念のため一番デカイ破片持ってこうや」
ﾕｳｷ「何に使うの...まぁいいけど」
皿の破片をポケットに入れる
らっだぁ「アイテム回収したね、それじゃ、飛ばしていくよぉ」
そこからは速かった
もう3人揃って早足で兎に角クリアだけを考えて
らっだぁさんの指示通り階段を上った先
2階の部屋で図書室の鍵を拾った
その鍵を使うべく、1階に戻り
図書室のドアの前で鍵を握って息を整える
ﾕｳｷ「ふーーー....あ、開けますよ」
らっだぁ「大丈夫、開けたらいる...けど、2階のタンスとかに逃げればいいだけだからさ」
ｿﾞﾑ「震えながら言う事ちゃうねんなぁ」
ﾕｳｷ「お邪魔しm...ｯ！」
寒気が背を駆け回る
コレは多分、チーノ君の呪いとかに似たものだ
恐怖という概念でも纏っているのか
青、というか青紫の化け物が
本棚の並ぶ部屋の奥に消えるのが見える
ｿﾞﾑ「うっわぁ...やべぇな...アレ...」
らっだぁ「怖い通り越してんなぁゾムお前」
ｿﾞﾑ「しゃあないやんアレ...ユウキも固まったし」
らっだぁ「わかる、見慣れでもビビる」
ﾕｳｷ「らっだぁさん、先行って下さい...」
らっだぁ「諦めないでまだ序盤」
ﾕｳｷ「意地悪...」
怖さをまぎらわす様に話ながら
恐る恐る進む
先に机と椅子があり机に鍵、っぽい物がある
ﾕｳｷ「あれ取るんですか」
ｿﾞﾑ「大丈夫やって、大抵俺らなら逃げれるやん」
らっだぁ「アイツ脚はやいよ」
ﾕｳｷ「今言います！？もう！何かあったららっだぁさんを置いていきますから、ね！！」
酷くね！？やいいぞwと笑う声を聞きながら
いつでも逃げれるよう警戒しながら鍵を手に取る
瞬間、ガタン
部屋の奥側の本棚が音を立てる
そこから先程の化け物、青鬼
ﾕｳｷ「きゃぁぁぁぁぁぁあ！！」
らっだぁ「ああぁぁぁぁぁぁあ！！」
ｿﾞﾑ「うわぁぁぁぁぁぁあ！！」
第213話 バグった館にて5→←第211話 バグった館にて3
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夜月ルナ(プロフ) - nbeabeaさん» コメントありがとうございます！観ている実況者様が多いので沢山登場させてしまっていますw少しでも満足して頂いたなら本望です！頑張ってかいていきます！本当にありがとうございます！ (2021年3月13日 14時) (
レス) id: 012def0b6c (このIDを非表示/違反報告)
nbeabea(プロフ) - 初コメ失礼致します。大好きなゲーム実況者さんのほとんどが登場していてビックリしました(笑)大変満足感のある小説に少々心が苦しいですが、とても有意義な時間となりました。ありがとうございます♪次回話、楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2021年3月13日 13時) (レス) id: ba58298660 (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - 初コメです！ もしかしてフェアリーテイル知っていますか？ (2021年1月2日 21時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年11月27日 0時
