今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:21,585 hit
小｜中｜大
第179話 陰陽の王3 ページ37
ｺﾈｼﾏ「あっはっはっはwそれでなぁトラゾーさん、ロボロがなぁww」
ﾄﾗｿﾞｰ「何々ぃ〜w」
ﾛﾎﾞﾛ「ワシの話はいいんじゃい！やめい！////」
「「www」」
笑い声を響かせる彼らから
1メートル、離れたか離れてないか
俺が壁に飾られた絵を眺めていた間に離れていたのはそのくらいだった
ﾕｳｷ「あれ？」
異変に気づき先の廊下を見る、いない
皆が、いない
それどころか、空気感までもが違う
「ユウキ君」
来た方からした声にハッとして振り替える
ﾕｳｷ「ぺいんと、さん？」
いや違う、この人は、ぺいんとさんじゃない
黒髪に真っ赤な瞳
色違いのような真っ黒な服に赤いスカーフ
服の色髪の色の違い、それだけじゃない
一度だけだが彼の翼は見たことがある
まるで星の輝く美しい夜空を写したような漆黒の翼は
それこそ太陽に輝くととても綺麗であった
だがどうだ、今目の前の彼の翼はまるで雰囲気が違う
今の翼はベッタリと暗影を張り付けたような黒
怖い、違う、魔力気配の根本は同じなのにまるで違う
でも、そう気づくのが遅かったのか
その一拍、彼が速かっただけか
駆け出そうとした俺の目は彼に塞がれる
「惜しいな、お姫様」
キザな言葉を最後に
異様な闇に、俺の意識は飲まれていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年3月23日 18時
