異種族の国の中枢神経【実況者】四 (ページ34)

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第176話　お土産2 ページ34

ユウキside

ﾄﾝﾄﾝ「あ、ユウキこっち来て下がっとれ」

総統室に様子を見に来たのだが

何故か部屋の前で立ってるトントンさんに呼び止められる

ﾕｳｷ「なんですk(((

突如、紫の煙と共に総統室の扉が勢いよく開かれる

兄さん「仕事終わってから渡すっていってるだろうが！？来んなッ！」

ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「嫌じゃぁっ！何かぐらい教えろそして寄越せ！！」

兄さん「グルッペンテメェいい加減にしろよ！！」

ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「寄越せぇぇぇっ！！」

ﾕｳｷ「あの...」

ﾄﾝﾄﾝ「兄さんもあんなに喋るのかって言いたいんやろ」

ﾕｳｷ「喋るって言うか叫ぶのかって言うか...」

ﾄﾝﾄﾝ「wてかその腕のリボン、お土産？良かったなぁ」

兄さん「トントン！見てるなら助けろ！！」

ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「せめて何を買ってきたかだけ教えろぉぉ」

兄さん「オイ待てスカーフはｯ」

大きな駄々っ子に引っ張られたスカーフが外れ
兄さんの首が露になる

その細い首には何かの術なのであろう文字がぐるりと首に巻かれていた

ﾕｳｷ「兄さん、あの、それは？」

兄さん「え！？あぁ...鍵」

器用にグルさんをかわしながら兄さんが奪い返したスカーフを巻き直しながら答える

ﾕｳｷ「鍵？」

兄さん「そう、俺には魔神の角と魔族の目を持つ真の姿があるやろ？それを抑え、解放する鍵」

ﾕｳｷ「へぇーそんな術、そんなとこに...気づかなかった」

ﾄﾝﾄﾝ「まぁそうやろうな...あのスカーフ、認識阻害魔法付いてるからあれ付けられると誰も気づかん仕組みらしいからな」

ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「お土産ぇぇぇっ！！！」

兄さん「くっそ、トントンにあとで渡すから仕事終わったら貰え！じゃあな！」

そう言って煙を纏って逃げる兄さんと追うグルさんを

トントンさんと見送った

ちなみにチラリと見えたお土産は

どうやら銃のようで...恐らく部屋に飾られているコレクションにくわわるんだろうなぁ....

　

　