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第173話 地下からの帰還 ページ31
ジャラッと
瓶の中で音をたてる帰り際、今もらった白い薬剤を眺める
鬱「口移しで飲ませてあげよっかぁ？」
ﾕｳｷ「...」(無言で腹パン)
鬱「ｸﾞｵｯﾌ...酷ない！？」
くられ「今のはうつくんが悪いでしょ...」
ﾅﾀﾘｰ「そーっすよそーっすよ」
はやす二人に鬱先生が唸るのを横目に
ﾕｳｷ「薬ありがとうございましたくられ先生、では失礼します」
呆れ顔から一転俺に笑って手をふる先生に
軽く頭を下げてから、エレベータに乗り込む
鬱「うえｯちょっと待って！置いてかんでよ！」
ﾕｳｷ「もう、早く乗ってくださいよ鬱先生」
鬱「はいはい、ゴメンて」
完全にただのくだらない痴話喧嘩であることは承知で
そんな会話をしながら俺たちは
秘密の地下から帰還した
ーーエレベータ内にてーー
鬱「お前、ああいうの平気なんやな」
ﾕｳｷ「培養液のやつですか？平気です、逆にあのお二人の特殊な魔力のほうが肌にピリッときます」
鬱「妖狐と魔女のねぇ...まぁあの二人は魔力の毛色さえ普通じゃないからなぁ」
ﾕｳｷ「色んなこと知れて楽しかったですよ」
鬱「ツンデレかぁかわええn((殴
ﾕｳｷ「言わなくていいんですよそーゆーの////」
鬱「腹パンキツいわ...可愛いから許すけど」ﾎﾞｿｯ
第174話 21本『貴方だけに尽くします』→←第172話 地下の秘密5
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年3月23日 18時
