第106話 悪夢の花園13 破壊者の空間、花 ページ10
兄さん「よ、総統」
グルッペン「おう、彼岸花、か...似合うな兄さん」
鬱「ホンマになぁ〜」
ひとらん「それより無事で何よりだね」
ユウキ「兄さんは過去に呑まれてなかったですからね」
兄さん「グルッペンとトントン、あとしんぺいの加護のあるユウキ以外は皆呑まれてるけどね」
オスマン「なんで知っとるん」
兄さん「空間を繋ぐ糸を辿って皆の空間を把握したんや」
トントン「便利やな魔法って」
ユウキ「魔法が無くたってトントンさんはカッコいいからいいと思いますけど」
鬱「言ったよこの子...ズルいトンち」
兄さん「呑気だな...ほら、進むぞ」
兄さんが少し呆れ顔で苦笑いながら彼岸花に触れる
それはまた、模様になって手に浮かぶ
ユウキ「彼岸花...兄さん、なにを諦めてるんです?」
兄さん「んー、破壊者らしく闇に生きること?コイツにあった時から諦めてるかも」
トントン「あー確かに、グルさんの側におったら闇に生きることは出来んな、明るいもん」
グルッペン「フハハッさぁいくゾッ!」
兄さん(コイツもユウキ伝って全部見てるから、面白いもの見れて上機嫌なんだろうな)
ユウキ「兄さん?行きますよ!」
兄さん「あぁ」
なにか言いたげな兄さんの手をひきつつ
俺達は、光へと足を進めていった
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作者名:夜月ルナ | 作成日時:2020年1月23日 9時