第117話 悪夢の花園24 猫と狼の空間 ページ21
ｼｮｯﾋﾟ「どういうことっすか！？答えろクソ先輩！俺の父さんは、アンタに、何を...アンタは、なんで！」
わかりたいが、わかりたくないようで
困惑した顔でショッピくんがコネシマさんの胸ぐらを掴んで叫ぶ
ｺﾈｼﾏ「俺は金の狼、自分ではようわからんが希少で他より強い、孤児院でそこを国に目をつけられた、そんでお前の親父の指示で金持ちに引き取られ、お前の親父の部下になって、特別隊隊長になった」
ｼｮｯﾋﾟ「アンタが無駄にいい家の息子だったのは、俺の、父さんの指示だったんっすか...！？」
ｺﾈｼﾏ「でもな、俺は発 情期が特殊や...そんで、お前の親父に、な...言いたいことわかるやろ？薄汚れた俺にはさ、お前の上に立つ資格はないんじゃないかって思いだしたら止まらんで、怖くて逃げたんや、ちょうどグルッペンに誘われとったし」
ｼｮｯﾋﾟ「だったら、なんか言ってから消えろよ！俺がどんだけ！必死こいてアンタに追いかけてゲバルト国知ってここまできたと思ってんだ！親なんてどうでもいいことはアンタが一番わかってんだろ！」
ｺﾈｼﾏ「...ごめんな逃げて、ごめんショッピくん、でも、追っかけてきてくれて、ありがとうな？」
ｼｮｯﾋﾟ「この、クソ先輩！」
二つ
二人から涙が落ちると同時に
世界は、スカビオサとシクラメンの花畑に変わる
ｼｮｯﾋﾟ「あぁくっそ...！ユウキに泣き顔見られたじゃないっすか先輩のせいです死んでください」
ｺﾈｼﾏ「てっめぇショッピ！なんで俺が死なんとならんねんふざけんなや！！つか泣いとるのは俺も一緒やからな！！」
ﾕｳｷ「ちょっ、ふたりともやめてください！」
ｼｮｯﾋﾟ「はぁ....つかあれっすね、先輩に暴行してたなら一発ぐらい父さん殴って家出てくればよかったっすわ」
ｺﾈｼﾏ「いいやん今度殴りにいこうや、ユウキも一緒に旅行と言う名目で行こ？」
ﾕｳｷ「嫌です、だったら普通に観光したいです」
「「...ﾌｯww」」
一つ間をおいて、三人同時に顔を見合わせて笑ってしまう
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年1月23日 9時
