第73話 桃源郷3 ページ26
(この街は要するに某湯屋と〇魂の吉原合わさった感じです)
コネシマ「邪魔するで〜」
軽いノリで足を踏み入れたそこは
来るまでにあった店よりも綺麗な女の子達と、店番と客らしき男達が話していたりで賑わっていた
ユウキ(女の子達は、商品...なんだよな)
そのわりには皆楽しそう、と少し思いつつ
三人に続いて階段を上って、和風な装飾をされたエレベーターに乗る
ユウキ「エレベーターがあるなんて、以外ですね」
トントン「俺も最初はビビったわ、でも案外違和感ないよな」
鬱「さてと、ついたらお仕事のお時間やねぇ〜」
ユウキ「し、仕事?」
コネシマ「忘れとったな説明、ここは国から独立した存在なんやけど土地は元々俺らのやから一応税っちゅうもんは取っとるんよ」
トントン「月1でここに誰かが回収に来るんや...今回は俺ら四人」
ユウキ「あぁ、それで仕事か...先に言って欲しかったです」
鬱「ごめん〜っと、つくで」
降りた先は
外から見えた赤い欄干が特徴的なバルコニーがあった最上階のようだ
トントン「入るで」
トントンさんが大きな襖を開ければ
いかにもここで一番偉く、そして綺麗であろう
曙色の髪を弄りつつ
薄紫のチャイナ服にも似た不思議な着物に上から紺の羽織を羽織った女性が足を崩して座っている
「なんだ、今日は遊びに来たんじゃないのね鬱先生殿?」
鬱「あぁ、残念ながら」
「見ない顔もあるねぇ、私は曙(あけぼ)この街の主さ」
コネシマ「んでもってここで一番高い女や、大先生が知らずに遊んで当初大変な額持ってかれた」
鬱「掘り返すのやめてくださいぃ!」
ユウキ「あはは...えっとゲバルト国幹部ユウキです、よろしくお願いします」
曙「あぁ、よろしく」
トントン「今月分、取りに来たで」
曙「わかってるよ...あ、鬱先生のつけ分引いてるからな」
トントン「あぁ、すまんな」
領収証か書類らしきものを受け取っているトントンさんを横目に辺りを見渡す
広めな畳の敷かれたこの部屋の他に、この階にはまだ部屋があるのだろう女の子の喋り声がする
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夜月ルナ(プロフ) - 海玲 ミレイさん» ミレイさんコメントありがとうござます!フェアリーテイルは漫画を全巻読んでいまして、それこそ魔法の参考にさせて頂いていたりしています。 (2021年1月2日 21時) (レス) id: 012def0b6c (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - 初コメです! もしかしてフェアリーテイル知っているのですか? (2021年1月2日 7時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ルナ(プロフ) - バリバヒさん、ありがとうございます!頑張って書いていきます! (2019年12月6日 18時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
バリバヒ - 続き期待してます、すごい壮大で美しい物語ですね (2019年12月6日 16時) (レス) id: dc5f1fb27a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜月ルナ | 作成日時:2019年12月1日 9時