第66話 朝練 ページ19
二日後 朝
シャオロンside
書類も大分片付いて、余裕のある朝
久々に朝練でもしようかと訓練場に足を運ぶ
鬱「ぁ、おはよｼｬｵﾁｬﾝ♡」
ｼｬｵﾛﾝ「朝からやめろや、んで」
俺の姿をみて駆け寄ってきた大先生を軽く睨みながら
訓練場の入口辺りに湧いている朝練をしていたらしい兵士と兵士の宿舎等のメイドさん達を指差す
ｼｬｵﾛﾝ「これはなんや」
鬱「あぁ、人避けて見てみたらわかるで」
言われた通り、人混みを掻き分けて
訓練場の中央、恐らく皆が見ているのだろう場所を覗く
ｼｬｵﾛﾝ「へ...ｯ」
思わず呟いて、目を奪われる
そこでは
ﾂｧｰﾘｸﾞﾘｰﾝの軍服の上着を脱ぎマフラーも外し、珍しくYシャツ姿のトントンと
いつもどうりダルっとした灰色の長袖のTシャツから黒いﾀﾝｸﾄｯﾌﾟをのぞかせる格好のユウキが
舞うように、剣を交えている
そもそも、トントンがこの時間に訓練場に居ること自体珍しい
アイツは訓練するとしたら朝一番、早々俺や兵士達には起きれん時間にするから
この国のNo.2のレアな姿、そりゃ人も集まるわな
俺からすればユウキの凛としたマジ顔の方に目が行くけどなぁ
まぁ当たり前か、トントンの戦闘ん時の顔は俺らよく知っとるもんな
訓練用の木製の剣が折れるのではないかと思うくらいの勢いで、剣と剣がぶつかり合う
と、一歩ユウキの動きが乱れる
自分でも不味いと感じたらしいユウキが剣で防御を謀るが
それを逃す、トントンではなく
ﾕｳｷ「ぃ"っ！？」
ﾄﾝﾄﾝ「ｯ、ﾊ...俺の勝ちやな」
随分な威力で防ぐ剣に攻撃をぶつけ、その衝撃で後ろに倒れたユウキの首に
笑いながら剣を突き付ける
ﾕｳｷ「流石、ですね...やっぱ」
ﾄﾝﾄﾝ「ほれ、剣おけy((あ"ｯ！」
ｼｬｵﾛﾝ「あーあー...」
トントンが俺の勝ち、とは言ったがユウキが負けました、とは言ってない
仰向けだというのに器用にユウキがトントンの腹に膝蹴りを入れる
ﾕｳｷ「でもちょっと、甘いです」
腹筋だけで軽やかに立ち上がりクスクスと笑ってユウキが言う
ﾄﾝﾄﾝ「おっまえ、そう言うのは、ずるいやろ！」
ﾕｳｷ「ズルじゃないです、戦法のひとつです」
ﾄﾝﾄﾝ「いってぇ〜」
ﾕｳｷ「引き分け、にしましょうか」ｸｽｯ
ﾄﾝﾄﾝ「はぁぁ...エエよ、それで」
トントンも笑って、ユウキの頭を撫でた
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夜月ルナ(プロフ) - 海玲 ミレイさん» ミレイさんコメントありがとうござます！フェアリーテイルは漫画を全巻読んでいまして、それこそ魔法の参考にさせて頂いていたりしています。 (2021年1月2日 21時) (
レス) id: 012def0b6c (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - 初コメです！ もしかしてフェアリーテイル知っているのですか？ (2021年1月2日 7時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ルナ(プロフ) - バリバヒさん、ありがとうございます！頑張って書いていきます！ (2019年12月6日 18時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
バリバヒ - 続き期待してます、すごい壮大で美しい物語ですね (2019年12月6日 16時) (レス) id: dc5f1fb27a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2019年12月1日 9時
