【A3!】水をください！

15.もてもてたるちさん ページ20

今日は至さんとゲーム買いにおでかけ〜♪

新しいゲームがまぁ面白そうで…CM見た時からずっと欲しいと思ってたんだよね

ゲームの内容はよくあるMMORPGで、広いフィールドを自由に駆け回れるゲームです。やりたい。


「至さん、どこに買いに行きます？近くの店たぶん売り切れてますよ」

「マジか。じゃ車出してやるからちょい遠く行くか」

「わーい！」




「うぇーいゲット！都心の方まで来たかいがあったねー！！」

「まさかここまで品切れだとは思わなかったわ…はよ帰ろ」



店から出ると、派手な女性2人に声をかけられた


「あのぉ、お兄さん今から私たちと遊びに行きません？」

「……はい？」


……ナンパかな？ え、もしかして私空気？？


「お兄さんちょ〜イケメンだし？絶対女の1人や２人ゲットできちゃいますよお」

「……あー。いや、そういうのいいんで」


至さん心底興味無さそうな顔してるな


「え〜？なんでよ、いーじゃん」

「…でも俺…こいつ置いてくなんてできないし」


そう言うと至さんは私の手を掴んでぎゅ〜っと握りしめた


「彼女なんですかあ？」

「いや、俺の相棒♡はよ帰ってゲームやろ。今この時間がゲームに使えてると思うともったいなくてしにそ。」

「……そっすねー」

「私たちよりゲーム優先とかまじありえない〜！」

「一生独身でいろ〜って感じ〜！いこー」


女の人達はつまらなさそうに歩いていってしまった

都会って……こんな人いるの？！こあい！！！


「かえろA」

「あ、はい」





「あの、手」

「……ちょっとくらいトゥンク♡とかしろよ」

「至さんの顔好みじゃないって言ったじゃないですか〜www」

「うぜえ、置いてこさよならA」

「まってごめんなさいこんな所に置いてかないで！！！」





その後もしばらく仲良く手を繋ぎながら帰りました！



いや〜行き交う人々の え？あいつ地味なくせにあのイケメンと？？ みたいな顔が辛かった〜！！！



まあラッキーだったってことにしとこ〜っと






〜その後の至さんと万里〜


「俺Aと手繋いじゃった♡お先ごめんね♡」

「ハァ？？別にどうでもいーし。」

「うそつけ」

「嘘じゃねえ。あ、手が滑った」

「あ、おい万里！！味方キルしてくるとかまじありえねぇ！！！」

「お〜っと手が滑りまくった」

「万里ごめんて！俺が悪かったから！！ねえ！！」

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