9.ある日の午後 ページ12
「至さんのバカ！！アホ！！！ゲーマー！！！！イケメン！！！！」
「俺だってAのことなんかもう知らないし〜。いつもポケーってしてて犬みたいで可愛いし俺が呼んでも全然来てくれないのに天馬が呼んだらすぐ行くし。」
「それは関係ないじゃないですか！」
「あるよ。なぁ天馬？」
「なんで俺なんだよ？！ていうかそれお互いに褒めあってるだけじゃ」
「だって至さんの用事なんて毎回周回かガチャ要員として呼んでくるだけじゃないですか！！！」
「そ…それはそうだけどそれ以外の時もある」
「う゛そ゛つ゛け゛ぇ゛ー！！もうしらない！！」
ドタドタドタ バタン！！！
「あーあ、至さん泣かせた」
「俺悪くないし。俺も泣くわ。」
「あんた子供かよ！」
俺とAが喧嘩した理由は、ほんの数時間前のこと
『A〜、こっちきて』
『なんですか。どうせイベ周回でしょ。嫌です。』
『最近冷たくない？』
『冷たくないですぅー』
いやこれはどう考えても冷たくしてる。誰が見たってそうだ。
『なあA、ちょっといいか』
『あ、天馬くん！なに？』
なんで天馬のとこにはすぐに行くんだ。
お兄さん寂しいぞ。
『A〜〜無視するなんて酷い』
『至さんはゲームしてればいいじゃないですか。ゲーム！！』
『何怒ってんのさ』
『別に怒ってないですけどー。』
『怒ってるじゃん。大人にそんな口の聞き方をしていいんですか』
『5歳くらいしか変わらないじゃないですか。』
『Aが生意気ー。なあ天馬聞いてよこの前Aさ、俺の部屋でゲームしてた時』
『！！！！！それは言わないって！！！！！！』
『いや、ねえ俺の用事』
『Aがひどいから言っちゃう。そんでさ』
『わああ！！！！いっったるさぁぁん！！！！至さんのバカ！！！』
という成り行きだった。
俺もちょっと悪かった。0.1mmくらい。
でも俺だって人間だから、傷つかないわけじゃないしー。はぁ。
「至さんの…ぼけなーす…ずび」
我ながら幼稚だったこれは。誰かと口論になんてなったことないから何となく寂しくなって泣いてしまった。なんということでしょう。
「はぁ…」
おっきいため息つきながら中庭のベンチに座る。
「………んぶっ！」
なんか上から落ちてきた！嫌がらせか！
おやおや可愛いぬいぐるみじゃないですか。可愛い。誰のだろう？
後で聞いとかなきゃ。
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香(プロフ) - Ryo Inoさん» わぁぁコメントありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです！頑張ります〜♪ (2017年10月24日 11時) (
レス) id: fe8af6d31f (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - この作品とても面白くて好きです！これからも更新頑張ってください！！ (2017年10月24日 3時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香 | 作成日時：2017年8月14日 20時
