胡蝶家長女

５,上弦 ページ5

『…ｶﾊｯ』




ｶﾅｴ「姉さん！！」



何コイツ…強すぎない？


私が倒した十二鬼月よりも圧倒的に
強い




童「大丈夫〜？それにしても結構強いなぁ」



ｶﾅｴ「…姉さん、無理しないで」



『大丈夫よ…』


カナエを不安にさせてはいけない…。
私はカナエの姉なんだから




童「血気術 凍て曇」



『…っ』



避けられないっ…


死を覚悟して目をつぶったが
痛みは感じなかった



童「あらら…」



童磨の声に反応するように目を開けると

目の前にいたのは血だらけのカナエ



『…カナエッッ！！』



倒れてくるカナエを受け止める



『お前ッ…』



童「その子が勝手に入ってきたんだもん〜」



それよりもカナエを早く蝶屋敷に…
いや手当てが先…



童「もうすぐ夜が明けるし、また会おうね。
可愛い柱さん♪」



吐き気がする



『…絶対許さない！！殺してやる！！』



そう言って私は簡単に手当てをしてから
おぶって蝶屋敷まで走った

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