胡蝶家長女

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『楽にしてもらって大丈夫ですよ。
ちょっと待っててもらえますか？』

そういって吊るされた人達の糸を斬って
ゆっくりとおろす

『これで全員かな、あとは…』

ちょうどその時。隠が来てくれたので
情報を伝えてしのぶの元へ走った

しのぶより先についてしまった

冨岡さんを見つけたので走っていくと
冨岡さんは１人の少年と話をしていた

少年の下には…

『…鬼？』

斬らなくては。

日輪刀を抜いてその女の子の
頚をはねようとすると

ｷﾞﾕｳ「待て」

そう言って日輪刀ではねかえされてしまった

『どうして庇うのですか？
少年君。君が庇っているのは鬼ですよ。
危ないから離れてください』

少年「いや、違います！…違わないけれど。
この子は妹なんです！」

『妹？その子が？』

ｼﾉﾌﾞ「何してるんですか～？」

『しのぶ…』

ｼﾉﾌﾞ「あら？鬼ですか」

『そう。でもあの鬼の女の子。あの少年の
妹さんらしいのよ』

ｼﾉﾌﾞ「…それなら苦しまないよう、優しい毒で
殺してあげますね♪」

『……』

怖い。

少年も怯えているじゃない

しのぶが斬りかかろうとすると
冨岡さんが通せん坊をする

ｼﾉﾌﾞ「姉さん。お願いします」

『了解』

可愛い妹の頼みなら引き受けるわ

あ、でもカナヲもいるんだよね

その時。ちょうどカナヲが跳んでくる

ｶﾅｦ「師範。あの子、斬りますか」

『そうね。』

するとカナヲは加速してあの少年の背中に
足で蹴りを入れる

少年「うわっ…」

『凄いわ、カナヲ』

するとカナヲは嬉しくなったのだろう

満面の笑みを浮かべた

そして鬼の女の子の頚をはねようとすると

少年はカナヲを引っ張ってこかす

『…カナヲ！』

少年「禰豆子！逃げろ！」

…私が斬りに行こう

そう思って加速して鬼の女の子を追いかけた