【刀剣乱舞】ブラック本丸立て直したらめっちゃ懐かれた

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三日月side


日が沈みかけた頃、この本丸で暖かな神気を感じた。今の審神者とは比べ物にならないほど優しい神気に思わず笑みが零れた。しかし審神者は顔を歪ませ侵入者を殺 せと命じた。



照「三日月。来い」


またか。こいつは昼夜問わず俺達を抱く。頬や首筋に這う指が気持ち悪い。仲間を手入れもせずに出陣させ重症の者に暴力を振るう。中には動くどころか声すら出せない者も居る。この生活に耐えきれず自ら刀を折る事を考えた者も居るがそれは審神者の言霊によって叶わぬ願いとなった。



三日月「主、もうやめてはくれぬか？」



照「うるさい！お前は黙って俺に抱かれてればいいんだよ！」


一振たりともこの男を主と認めている者は居ないだろう。この男を殺 したいと数えきれないほど思ったが妙な呪縛によって出来ずにいる。



三日月「もう…、もうやめてくれ！」


必死に抵抗するが食べ物すら与えてもらえないため力が入らない。ああ、今日もまた汚れてゆくのか。そう思い抵抗するのを辞めると上気した声で俺の頬を撫でる審神者。


照「偉いぞ、三日月」


審神者の手によって闇堕ちしかけた者も居た。だが、いつかこの本丸に幸せな日々が来る。心から信頼し主と呼べる者が来ると信じ、支え合ってきた。服を脱がされ俺は先程の心地よい神気の持ち主に小さな声で助けを乞った。



A『おい貴様、うちの子汚してんじゃねえぞボゲがあ！』


襖から勢いよく開いたと思えば見覚えのない小娘がこちらを見る。この者は不思議だ。その小さな身体から溢れ出る神気。只者ではない。いとも簡単に審神者を縛り上げ俺の元に来る小娘。



A『もう大丈夫だよ。今まで辛かったね』


優しくそう言う小娘に抱きつき止まることを知らないかのように流れる涙も気にせず泣く。少し力を入れたら骨が折れてしまいそうだ。俺が服を着ていないのを思い出したのか顔を赤くして服を着るよう促す小娘。その姿が可愛らしくてつい意地悪をしてしまう。俺の体に綺麗な布を巻き、傷を癒してくれる。心地の良い、暖かな神気だ。




これからこの本丸を頼むぞ。 “主” よ。









・・・作者から・・・
実はもうお分かりと思いますが作者は刀剣乱舞の知識が全くと言っていいほどありません。なので間違っている事が多いと思われるので何かお気づきの事があればコメントにて教えてください。お気に入り登録、評価ありがとうございます！もう少し胸糞悪い話が続きます。早くイチャつかせたい！

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