トリップしてきた夢女子、愛されすぎて困ってます ２

53.容赦ない男。それが赤井秀一 ページ19

Aside


体を揺すられる感覚がして薄く目を開ける。昨日の夜、快斗に驚かされてばかりだったからなかなか眠れなかったんだよな…。



A『まだ眠いから…』


眠気に勝てず目を閉じようとすると布団をバッと取られる。寒くて飛び起きると秀ちゃんがくつくつと喉を鳴らして笑っていた。



赤井「おはよう。A。寝癖がすごいな」


立ち上がってぼーっとしている私の髪を手ぐしで梳かすと頬に優しくキスをする。ちゅ じゃなくて chu だよ！まだそのアメリカンスタイルに慣れてない私はボッと顔を赤くする。



A『おはよう。秀ちゃん最近本格的に素を出すようになったよね』



赤井「本当の俺を愛して欲しいからな」



A『朝からいい男すぎて辛い…』


少し意地悪な笑みを浮かべながら頭を撫でられてますます顔が赤くなる。そんな私を見て秀ちゃんはまたおかししうに笑う。



赤井「遅くまで起きているからだろう。これからは深夜の外出を控えるように」



A『なんで知ってるの！？』



赤井「あれだけ大きな声を出せば聞こえるだろう」



A『ごめんなさい』


起こしちゃったと思うと申し訳ないという気持ちでいっぱいになる。しゅんとしていると頬にそっと手を添えられる。



赤井「本を読んでいたから気付いたのだ。気にすることはない」



A『そうだったんだ！これからはもっと静かに外出するね！』


開き直ってそう言った私をジトッとした目で見る。調子に乗りすぎちゃったかな？



赤井「全く。困ったお姫様だな。相手は高校生だと安心している場合ではないな」


秀ちゃんは少し考えるような素振りをした後 早く着替えて下に降りてくるように と言い残して部屋を出て行った。何でもお見通しだね。



A『あの顔はよからぬ事を考えている時の顔だった…』


それから何をされるのかヒヤヒヤしながら着替えをしてリビングに向かった。朝ごはんの筑前煮が美味しかった。




・・・作者から・・・
お久しぶりです！最終更新が去年の6月だなんて…サボりすぎましたごめんなさい！キッドの映画4DXで観たのですが蘭の蹴りが入る度に背中の衝撃が来て怖かったです。楽しかったし映画面白かったです！
今年は赤井さんですね！楽しみ！沖矢さんが赤井さんだったのが分かった時の感動を映画館で体験した方が本当に羨ましいです！映画館で毎回オープニングの時鳥肌たつのですがゼロの時が1番鳥肌凄かったです。そこも楽しみ！鳥肌たつ方いませんか？

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