ボッコボコのギッタンギッタンにしてやるぅ！ ページ13
さっきイライラが絶好調で多分貴族令嬢がしちゃいけない顔してる。
だって隣の人震えてるし。
私の試験番号は895番だ。
対人戦なので戦うとしたら894番か896番の人とだろう。
もはや誰でもいい。コネシマさんの言い方がすっっごいムカつくからメタメタにしたい。
kn「次！895番……お前は、俺とやってもらおうか？」
『は？』
予想外だ。流石に戦力差がありすぎる。
何考えてるんだこの人。
『コネシマ様、発言をお許しください。』
kn「許可する。なんや？」
『ありがとうございます。今から行う対人戦は試験として公平なのでしょうか？』
kn「そりゃ公h」
『あまりにも戦力差がありすぎます。』
kn「話遮るなy」
『それとも何ですか？私が貴族令嬢だからでしょうか？』
あくまでも喋らせない。
前世で培った会話能力だ。
ブラック企業勤めも経験してるから辞める時に助かった。
kn「そうや。確かにこれは不公平や。だが、」
＿＿＿＿上官の命令は絶対やろ？
こいつ……横暴が過ぎる。
kn「それとも、もう怖気付いたんか？俺とはやれへんと？」
『そんなことは。』
煽られたなら、それは買うしかないよね？？
『では対人戦、よろしくお願い致します。』
kn「おう。」
お互いに構える。
一応武器無しの対人戦だ。
試「それでは895番の試験を開始致します。」
「始めッ！！！！」
ﾄﾞｯｯｯ!!!
目の前にいたコネシマが消える。
いや、上か？
『ふぅ……』
kn「よそ見か？！」
ﾊﾞｷｯｯ
『っ……ｶﾊｯ』
急所は避けたけどｯｯ…
腹を殴られた衝撃で端まで吹っ飛ぶ。
あまり痛くはない。
ｶﾊｯて言ったじゃないかって？
いやまぁ条件反射？
『今度は……こちらから行きますよ！！！』
足に力を込めて
走り出す
その速さは
コネシマ以上で
kn「なっっ」
振り上げた拳は
ｺﾞｷﾝｯｯｯ
鳩尾に入る
殴る蹴るの攻防戦。
最後に入れた蹴りはお互いを吹っ飛ばすには十分で
ｶﾞｺﾝｯｯﾊﾞｷﾊﾞｷｯｯ
壁にめり込んだ。
『………ハァッ……ハァ…ッッハ……いっったい。』
砂埃が消えて視界が良くなる頃。
コネシマはまだ立っていた。
『ま…じか。』
これ以上は無理だ。体力がまだ足らない。
kn「こん…なもんやない……で」
1歩踏み出したと思ったらそのまま崩れ落ちる。咄嗟に支えに行った。
頭を打つことは無かったようで、スゥスゥと寝息を立てていた。
試「勝者！！895番！」
歓声が上がる。
いや、無理
もう倒れ……
続く
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最繊細(プロフ) - わわっありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!!頑張ります！ (2020年6月12日 9時) (
レス) id: 3f28661523 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 初コメ失礼します。すごく面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年6月12日 8時) (レス) id: aca72c49cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最繊細 x他1人 | 作成日時：2020年4月23日 0時
