8冊 ページ10
今日も今日とてなんでもない日のパーティの準備に勤しんでいる。
すると、背後から明るい声で僕を呼ぶのが聞こえてきた。
ｹｲﾄ「側近ちゃん!やほやほ〜」
『ケーくん。こんにちは。』
律儀に挨拶をすれば、相変わらずだと言われた。
ケーくんには、初めて会ったときに、ケーくんって呼んでいいよ!って言われたからケーくんと呼ばせてもらっている。
先輩だから抵抗はあったけど、せっかくのご好意なので受け取っておいた。(ケーくんは少しびっくりしてたけど)
ケーくんは僕のことを“側近ちゃん”と呼ぶ。
監督生さんと同じ原理だろう。
監督生だから監督生ちゃん。
側近だから側近ちゃん。
シュールで結構気に入っている。
ｹｲﾄ「側近ちゃん、その、今日は････、」
『はい。いつも通り、ケーくんの周りはビターなものを多くしておいてます』
ｹｲﾄ「いつもごめんねぇ〜」
コソッと耳元で囁かれた謝罪。
ケーくんは甘いものが苦手だ。
最初は全然気づかなかったけど、仲良くなるにつれ知ったのだ。
こっそりケーくんの周りにはビターなものを多くしていたら、僕の仕業だと気づかれた。
出来る限りでのサポートになるが、これでも結構助かっていると、よくお礼をしてくれる。
後輩としても可愛がってくれており、少し父を思い出す。
ｹｲﾄ「ところで側近ちゃん、最近監督生ちゃんとはどうなのぉ?仲良くなれた?」
『いや、やっぱり僕には合わない。苦手な人種ですね。』
ｹｲﾄ「人種て(笑)」
ケーくんはよく監督生さんとの話をしたがる。いや、聞きたがる。
まあ、ただ単純に恋バナがしたい年頃なだけだと思うけど。
ｹｲﾄ「え〜、じゃあじゃあ、側近ちゃんのタイプってどんな感じ?」
『････････インドア派の、頭の切れる、ロングヘアーの人。････ですかね』
ｹｲﾄ「インドア派の、頭の切れる、ロングヘアーの人････････････････。」
ケーくんは少し考え込むようにすると、はっとして、勢いよくこちらを見つめてきた。
勢いよすぎて首がもげてないか心配だ。
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天 - 続きが気になりすぎるお話でした！更新は気長に待ってます！体調に気をつけてください！！ (3月23日 18時) (
レス) id: 6b21f4260f (このIDを非表示/違反報告)
ぬ - フォオオおおおおお！マジで大好きです！更新頑張ってください！あ、でも無理とかはしないでください！ (10月5日 19時) (レス) @page12 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
蝶(プロフ) - 更新楽しみにしています。頑張ってください！ (9月16日 20時) (レス) @page6 id: 935ac182c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照大神 | 作成日時：2023年9月10日 21時
