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ﾕｳ「あっ、あのっっ!!」
その大きな声にびくぅっ!!と体が反応する。
言うな。その先を絶対に言うな。
僕は首を横に小さくふるふると振る。
だが、顔を真っ赤にして俯く監督生さんは気づいちゃいない。
ﾕｳ「Aさんっ、今日っ、パーティの席、お隣座っていいですかっっ!!!」
「「「「は?」」」」
『ぇ、』
無理無理無理無理無理無理無理!!!!!!!
スカートを握りしめながら真っ赤な顔で問う監督生さん。
そして、当然自分の隣を座ると思っていた寮長、監督生さん大好きなオクタヴィネル寮の御三方はいつもよりワントーン低い声を漏らした。
ここは廊下で、勿論他の生徒もいる。
なのに何故そんな公開処刑のようなことをするのだ。
監督生さんは本当に頭が足りてない。
『････えぇっと、』
ﾕｳ「････だめ、ですか････････?」
『僕は寮長の側近ですので、パーティの席も寮長の左隣となっております。
魅力的なお誘いを断ることをどうかお許しください。』
僕は跪くように頭を下げ、片手を後腰に、もう片手を胸にあてる。
まるで執事のような体制。
これは女性がすきな仕草だと父上はよくいっていた。
絶対的に上目遣いになるが、監督生さんを見上げると、真っ赤になった顔を両手で抑えていた。
ﾕｳ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!!!
わっ、私こそ!法律を考えもせず変な誘いをっ････!!」
『決して変ではありませんよ。きっと、誘われた方はさぞ嬉しいでしょうね。』
そして、真っ赤な顔して歯を食いしばる寮長を気遣い、僕は監督生さんの耳元でこう呟いた。
『寮長がこんな素敵なお誘いを受けたら、きっと喜んでくれますよ。』
ﾕｳ「････････えっ?」
そういうと、監督生さんは目を見開き、口をパクパクと動かした。
まるでショックを受けたような顔だ。
だけど、そんなこと知ったこっちゃない。
今あの寮長をどうにかできるのは監督生さんのお誘いの言葉だけだ。
僕はニコリと笑ってみせて、『言え』と命令するように監督生さんを見つめた。
すると監督生さんはシュンとしながら口を開いた。
ﾕｳ「････っ、ぁ、Aさんが、ダメなら、リドル先輩のお隣、座ってもいいですか････?」
ﾘﾄﾞﾙ「!!!ああ!勿論だよ。」
寮長は機嫌を取り戻し、監督生さんは終始悲しそうな顔をしながら、下手くそな笑顔を作っていた。
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天 - 続きが気になりすぎるお話でした！更新は気長に待ってます！体調に気をつけてください！！ (3月23日 18時) (
レス) id: 6b21f4260f (このIDを非表示/違反報告)
ぬ - フォオオおおおおお！マジで大好きです！更新頑張ってください！あ、でも無理とかはしないでください！ (10月5日 19時) (レス) @page12 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
蝶(プロフ) - 更新楽しみにしています。頑張ってください！ (9月16日 20時) (レス) @page6 id: 935ac182c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照大神 | 作成日時：2023年9月10日 21時
