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『ぅわっっっっ!!!!??』
昼休みの終わり頃、いつも通りエペルと学園の外廊下を歩いていると、目の前を1筋の光が横切った。
慌てて距離を取ると、壁に一本の矢が刺さっていた。
えっ、なにこれこっっっっっっっわ!!!!??
え?え?僕なんか狙われてんの!!!?命狙われちゃってる?!!!???
挙動不審にキョロキョロと周りを見渡す。
『(え、え、え、逃げた方がいい?いや逃げるしかないでしょ!?!)』
するとはぁ、と隣からため息が聞こえた。
ｴﾍﾟﾙ「また、ルークサンったら･････。」
『え、エペル、なにか知ってるの?これ･････』
ルークさん、というのは、ポムフィオーレ寮の副寮長、ルーク・ハント先輩だ。
ハント先輩となにか関係しているのだろう。
ｴﾍﾟﾙ「うん･････、矢文だよ。よく、あるんだ」
よくあったら駄目でしょ。
エペルは手慣れたように矢を壁から引っこ抜き、先端に結ばれていた紙を取り、広げた。
ｴﾍﾟﾙ「ゲッ!!」
『なにかあったの?』
ｴﾍﾟﾙ「ヴィルサンに、放課後呼び出された･････」
『え、大丈夫?なにしたの?』
エペルは少し考え込むと、心当たりしか無い、と焦っていた。
ヴィルサン、ヴィル・シェーンハイト先輩のことか。
寮長に呼び出されるだなんてなにをしでかしたのか。
なんだ、びっくりした･････。
まあ、何はともあれ僕の命が狙われている訳じゃなくてよかった。もう昔みたいなことは懲り懲りだし。
エペルはクシャッと雑に手紙をポケットにしまい、行こう、と言って歩き出した。
『それにしても、ハント先輩、すごいね。僕たちに当てずに矢を飛ばしてきたんだから。』
ｴﾍﾟﾙ「あはは、そう、かな。でも、ちょっとやめてほしいけどね」
『たしかに。心臓には悪いね。』
クスッと笑ってまた歩き出す。
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ﾙｰｸ「ふふっ。素晴らしい動体視力だ。今の矢を避けるとは･････ヴィルに報告しなくてはだね。ムシュー・月明かり」
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天 - 続きが気になりすぎるお話でした！更新は気長に待ってます！体調に気をつけてください！！ (3月23日 18時) (
レス) id: 6b21f4260f (このIDを非表示/違反報告)
ぬ - フォオオおおおおお！マジで大好きです！更新頑張ってください！あ、でも無理とかはしないでください！ (10月5日 19時) (レス) @page12 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
蝶(プロフ) - 更新楽しみにしています。頑張ってください！ (9月16日 20時) (レス) @page6 id: 935ac182c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照大神 | 作成日時：2023年9月10日 21時
