10冊 ページ12
NOside
A・ベル
この名を知らないNRC生はいないと言っても過言ではない。
入学初日にあのハーツラビュル寮長の側近を務め、成績抜群ときた。
なによりあのカオ。
女に飢えたむさ苦しいNRC生には至宝といってもいい程の顔だった。
そんな彼だが、1つ欠点があった。
それは、
距離を全くと言っていいほど縮めさせてくれない。
先輩には勿論、同級生にも敬語。
同じ寮生だろうがなんだろうが、自分のパーソナルスペースには一切立ち入らせない。
あの(Aの性癖どストライクの顔という武器を持つ)イデア先輩も許さないパーソナルスペース。(まずイデア先輩はパーソナルスペースにすら近づかない)
そのパーソナルスペースが広いのなんの。
一歩でも踏み入るとAが一歩下がる。
まるで、人を避けているようだった。
そんな彼のパーソナルスペースに入り込むことの出来る唯一と言ってもいい人間。
その名も、
『････!!!エペルっ!』
ｴﾍﾟﾙ「あ、Aクン････!」
そう、エペル・フェルミエである。
『エペル、今日も部活なの?』
ｴﾍﾟﾙ「うん。Aクンは････」
『オシゴトだよ〜。』
ｴﾍﾟﾙ「側近って大変なんだね････」
『うーん、でも、エペルに会える時間もらえてるだけ寮長も僕の甘いと思うよ』
やべぇ。やべぇ。
あそこだけ花やら蝶やらが舞ってるぜ････。
昼休みの終わり頃、彼(女)らは、こうして廊下でのささやかな一時を楽しむのだ。
なぜAがエペル・フェルミエを好いているのか。
なぜAはエペル・フェルミエをパーソナルスペースに自ら誘い入れているのか。
なぜAがエペル・フェルミエに執着するのかは誰にもわからない。
A以外の誰にも。
『(あー、エペルくん、かぁいい〜〜〜〜)』
････････････類は友を呼ぶ、を実現したような2人だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 792人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天 - 続きが気になりすぎるお話でした！更新は気長に待ってます！体調に気をつけてください！！ (3月23日 18時) (
レス) id: 6b21f4260f (このIDを非表示/違反報告)
ぬ - フォオオおおおおお！マジで大好きです！更新頑張ってください！あ、でも無理とかはしないでください！ (10月5日 19時) (レス) @page12 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
蝶(プロフ) - 更新楽しみにしています。頑張ってください！ (9月16日 20時) (レス) @page6 id: 935ac182c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天照大神 | 作成日時：2023年9月10日 21時
