振 り 向 い て . 。(( yt × ym ))

ばかばかばか... ページ7

side..Yamada




突然、抱きしめられた




あったかくて、いい匂いがして、安心できて。



泣かないで、なんて言われても無理。



余計に泣いちゃうじゃん。




山｢お前馬鹿なの...？｣


とっさに出ちゃった言葉。




でも、ほんとにばかだもん、ゆーてぃーは。



中｢どーゆーこと...？｣



山｢ゆーてぃーのせいなのにっ...

ゆーてぃーが悪いのにっ...


なんで..なんでっ...

ずるいよゆーてぃーっ....｣



中｢山ちゃん？｣


山｢俺ゆーてぃーに嫌われた...でしょ..？｣


中｢...何言ってるの...？｣


山｢最近、俺が話しかけてもそっけないし、
避けてるし...｣


中｢ぇ...｣


山｢っ..ふぇっ...｣


中｢嫌うわけないでしょ...？｣


山｢嘘だっ...嘘だよっ...絶対嘘...！｣




中｢もう、いい加減にして。
俺が山ちゃんのこと嫌うわけないでしょ？
避けてなんかないし。
山ちゃんの勘違い。

だから、だから...



笑顔、見せて..？｣




山｢ゆ...てぃ...

ばか..ばかばかばかっ...！｣


ゆーてぃー、優しすぎるよ。



ばか。




もっと好きになっちゃうじゃん...っ..




山｢ねぇ、ゆーてぃー。｣


中｢ん？｣



今日は、



山｢ゆーてぃーの家、行ってもいい？｣



今日だけは、




甘えさせて..。








中｢ふふ、いいよ。
ね、早く笑顔見たいな。｣





大好きなゆーてぃーに、



とびっきりの笑顔を見せた。

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