お隣の躑躅森さん ｢躑躅森盧笙｣

お仕事帰り ページ7

はぁぁぁぁ…いや初日から残業かよぉぉぉ


シンジュクで働いていた頃も課長にこき使われ、やっと抜けられたと思ったらこっちもいたわ

先が思いやられる…

今日はもう夜も遅いし、ササッと食べられるもの買って帰ろう

近所のスーパーでお惣菜を選びに向かった


A｢あ、どうも｣

盧笙｢あ、どうもAさん｣

躑躅森さんもコロッケや唐揚げを選んでいた

A｢お疲れ様です お仕事帰りですか？｣

盧笙｢はい そうなんです｣

A｢…｣

盧笙｢…｣


き、気まづい！


A｢えーっと…お仕事とか聞いても良いですか？｣

盧笙｢え？あぁ！えーっと高校教師をしてます まだまだ新米なんやけど｣

学校の先生！かっこいい！

A｢学校の先生だったんですね！かっこいいなぁ 私普通の会社員なので…｣

盧笙｢いやいや、そんな 自分あがり症なので授業は得意ではないんやけど｣

そんなことをしながら一緒にレジへ向かいマンションへ帰る


A｢では、これで失礼しますね、つちゅじさん、す、すみません！｣

名前を噛んでしまった…


盧笙｢あ、いや｣


A｢ちゅ、つ、あーほんとに失礼なことしました すみません｣

盧笙｢気にせんといてください ろ、盧笙で良いです 言い難いですもんね｣

A｢ありがとうございます では私もAで呼んでください｣

盧笙｢はい、ではおやすみなさいAさん｣

A｢おやすみなさい 盧笙さん！｣



躑躅森さ、盧笙さんとぐっと距離が縮まった気がした

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