お隣の躑躅森さん ｢躑躅森盧笙｣

手違い ページ31

電車に乗ると見知った顔の人がいた


A｢あれ？盧笙さん？｣


盧笙｢Aさん奇遇やね｣


A｢お仕事帰りですか？｣


盧笙｢はい Aさんも？｣


A｢あ、私は飲んできたんですけどね笑笑｣


盧笙｢羨ましいです笑｣


A｢学校の先生ですもんね お疲れ様です｣


電車に揺られて目的の駅に着く


盧笙｢飲んだって同僚の方とですか？｣


A｢シンジュクで働いていた時の先輩とです こっちに出張で来ていたらしくて｣


盧笙｢やっぱり営業職は大変やなぁ｣


盧笙｢そうなんですよねぇ笑｣


すると盧笙さんは何かを考えているようで顔が険しくなった


沈黙が流れる


盧笙｢ち、ちなみになんやけど、男性とだったりしますか？｣


A｢え、あ、まぁ男性ですけど｣


盧笙｢ふ、2人で？｣


A｢2人ですね…あ｣


ここで思った 勘違いされちゃう！


A｢ち、違いますよ！付き合ってるわけじゃないですし 好きとかそういう感情はないですから！｣


盧笙｢お、おう そうですか笑笑｣


A｢すみません勢いが｣


盧笙｢ええんですよ｣


A｢…あ！｣


盧笙｢どうかしましたか？｣


A｢いや、その相手の先輩の社員証持って帰ってきちゃった…｣


やばい…これないと先輩会社戻れないじゃん


A｢私これ届けるので戻りますね！｣


盧笙｢よ、夜も遅いですし明日にでも｣


A｢でもこれないと先輩帰れないので｣


盧笙｢なら俺もついて行きます！｣


え？


A｢え？そんな、｣


盧笙｢俺がついて行きたいだけなので 行かせてください｣


これ、断っても着いてくるやつかな


A｢じゃ、じゃあお願いします…｣



2人に悪いことしちゃったなぁ

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