アイドルとして？仲間として？《5》

黒うさぎ ページ9

ﾅﾂﾒ｢ここがその “ペットショップ ラパン” …｣


オロチに教えてもらったペットショップ
早速ここへやってきた


ｱﾔﾒ｢でも閉店してるね｣

ｹｰｽｹ｢ここの店長さん、すっごくうさぎを可愛がってたらしいよ｣

ｼｵﾘ｢ならどうして閉店したんでしょう…｣


年齢的に？病気とか？
って碌でもないこと考えるんじゃないよ私…


ｱｷﾉﾘ｢とりあえず入ってみよう｣

ﾄｳﾏ｢うん｣


ドアに鍵はかかっておらず、簡単に入ることができた


ｱｷﾉﾘ｢まだ結構商品が残ってるな｣

ｱﾔﾒ｢急に閉めなきゃいけない事情でもあったのかな？｣


やっぱり病気…？

すると突然辺りが怪しげな光に包まれ、気がつくと私達は森のような空間にいた


ﾅﾂﾒ｢な、何これ！？｣

ｱﾔﾒ｢私達お店にいたよね？｣

ｳｨｽﾊﾟｰ｢どうやら妖怪が作り出した異空間に誘い込まれたようでうぃす｣


超吉の時みたいな何も無い異空間ならまだしも、ここは木や茂みがたくさんあってどこから襲われるか分からない


『皆、油断しちゃダメよ！』

ｼﾞｭﾆｱ｢じぇ？はわぁぁぁ！
ピョンピョン、うさぎ！だぜぇ！！｣


ジーたんの視線の先にはピョンピョンと跳ねてこちらに向かってくる赤い目をした黒うさぎが


ﾄｳﾏ｢黒いうさぎ…？｣

ｱｷﾉﾘ｢まさかこいつが？｣


黒うさぎはこれまたピョンピョンと跳ねて森の奥へ消えていく


ｼｵﾘ｢ど、どうします？｣

ｱｷﾉﾘ｢どう考えても罠…
いや “魅惑のバニートラップ” だ！｣

ﾅﾂﾒ｢いやそれ言いたいだけじゃん｣


ナツメがジト目でアキノリを見つめる


ｹｰｽｹ｢まさか、追いかけたりしないよね…？｣

ﾄｳﾏ｢でも、先に進まないと真実は分からない…！｣

『どちらにせよ異空間から出られない以上、進むしかないわ』

ﾅﾂﾒ｢よし、行こう！｣


というわけで、黒うさぎを追いかけることに

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