アイドルとして？仲間として？《5》

魅惑のバニートラップ ページ6

〜翌日〜



探偵団事務所に集まった私達
昨日はクルミがいたんだけど、急遽仕事が入ってしまって今日はシオリだけである
てか、いちいち説明するの大変ね…

で、今は昨日仕入れた情報を話している


ｱﾔﾒ｢パターンは違っても、その黒うさぎを追いかけていくと怖い目に遭うのね…｣

ﾅﾂﾒ｢そうみたい｣

ｱｷﾉﾘ｢可愛い仕草で人間を誘惑しておいて恐ろしい目に遭わせる…
これはいわば、うさぎの罠 “魅惑のバニートラップ” だ！｣


急に真剣な顔で名ずけ始めたアキノリ
そしてそれを聞いて爆笑する白黒執事と紫筋肉マッチョ


ｳｨｽﾊﾟｰ｢バニートラップ、うさぎだけにバニートラップですか！｣

ﾐｯﾁｰ｢アキノリには笑いの神が降りるなぁ！｣


そのまま三人でもっと大きな声をあげて大爆笑
いや笑ってる場合じゃないんだけど…
ナツメと私、それからシオリは瞼を半分くらい下げて呆れた視線を送る
もうアイツらは放っておこう…


ﾅﾂﾒ｢そっちは何かわかった？｣

ｱﾔﾒ｢ううん、特に新しい情報は何も…｣

ｼｵﾘ｢書き込みは全てうさぎを追いかけたら怖い目に遭ったというものだけでしたし、新しい書き込みもあまりなくて…｣

『なるほどね…』


このままじゃ妖怪探偵団初の未解決事件が生まれてしまう可能性も無きにしも非ず…


ﾄｳﾏ｢そういえばケースケは？｣


ふと思い出したかのように問うトウマ


ﾅﾂﾒ｢うさぎ当番だから遅くなるみたい｣

『今頃怖がってうさぎ触れてないだろうね〜』


この時の私達は知らなかった
ケースケがこの後、酷い目に遭ってしまうことに…

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