アイドルとして？仲間として？《5》

緊急事態【白虎の試練！トウマvsハルヤ】 ページ45

〜数時間後〜



カイラは公務もあるため邪魔をしないよう、イヤホンをつけて完全に一人の世界に閉じこもった
ゲームをしたり、音楽を聴いたり、色々暇つぶしをしていると


ｶｲﾗ｢A！緊急事態だ！｣

『ど、どうしたの！？』

ｶｲﾗ｢人間界で空亡ウイルスが動き始めたそうだ！｣

『な！？』


空亡ウイルスが！？


ｶｲﾗ｢私は人間界に行くが、お前はどうする？｣

『行くに決まってるでしょ！』


イヤホンとスマホをポケットに突っ込む


ｶｲﾗ｢それじゃあ行くぞ！｣


カイラの力で人間界までひとっ飛び


『あの空は…』


まだ昼間なのに空は黒い雲で覆われており、いたるところで稲妻が発生していた
しかも空亡ウイルスが固まって龍のようになった妖怪がたくさん空から降りてきていた


ｶｲﾗ｢マズいな、今までとは雰囲気が違う｣

『ナツメ達は！？』


辺りを見回すとラーメン屋の前にナツメ、アキノリ、ケースケ、アヤメちゃんがいた
そして四人の前には空亡ウイルスに取り憑かれた寸胴丸がおり、ジバニャンが戦っていた


ﾅﾂﾒ｢私の中に眠る朱夏の力よ、目覚めて！
っ…お願い！目覚めてよ！｣


『ナツメ…』


朱夏の力に目覚めてと何度も言うナツメ


『強いな…』


私は、怖くて踏み出せないのに


ｼﾞﾊﾞﾆｬﾝ｢おい！早いとこ何とかしねぇと、ヤバそうだぞ！｣


ジバニャンと組み合っていた寸胴丸はだんだん赤く光ってくる


ｶｲﾗ｢マズい！｣

『私に任せて！』


五芒星を描いて妖力を注ぐ


『天界ノ光！』


妖術を放てば、寸胴丸は叫び声を上げた後大人しくなった


ﾅﾂﾒ｢寸胴丸！｣

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