拒絶の叫び ページ43
『ど、どうして…
どうしてトウマがいるの…?』
橋の上、私とカイラからは見えない場所にトウマが立っていた
トウマ「気になっちゃって…
Aとカイラ様、何か隠してるみたいだったから…」
う、嘘…
まさか今の会話、聞かれて…
『き、聞いてたの…?』
トウマ「っ……ごめん」
聞かれてた…!
ずっと隠し通してたのに、どうしよう…!?
トウマ「どういうことなの?さっきの話」
『っ…言えない』
トウマだけなら言ってもいいかもしれない
でも、言ったらどうなる?
皆に心配をかけることになるだろう
トウマ「な、なんで…?」
『言えない…』
トウマ「どうして…」
すごく悲しそうな顔をしているトウマ
そんな顔しないで…
トウマ「僕のこと、信用できないの…?」
『ち、違う!』
トウマ「じゃあどうして…!」
『そ、それは…』
皆に心配かけたくないから
…なんて言えない
『と…
トウマに言えないことだってあるの!もう放っといて!!』
ハッと気づいた時にはもう遅かった
私の口からは拒絶の叫びが出ていた
トウマ「ごめん…」
『あ…ちが…わた、し…』
違う、こんなこと言いたかったんじゃない
トウマのことを信用してないわけじゃないの
ただ心配かけたくないだけなの
これは、私の問題だから
そう言いたいのに口が動かない
人間不信に戻ったみたい
『ごめん、なさい…!』
そう言い残して、私は走り去った
トウマ「A!」
トウマの声が聞こえたが、振り返ることは出来なかった
46人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kotorin♪(プロフ) - 名無しのダレカさん» コメントありがとうございます!完結したらもともとある番外編を続編として繋げてまったり更新していく予定です! (2020年4月13日 15時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - アニメ沿いが終わったら、完全オリジナルストーリーで続けるのはどうでしょうか?このシリーズ好きなので。 (2020年4月13日 13時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - 名無しのダレカさん» コメントありがとうございます!もうすぐ空亡戦でしばらくギャグは入れられないのでここで思いっきり笑ってください(笑) (2020年4月8日 18時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - 『ミッチーをぶっ叩く用に持ってきたの』は笑えるw (2020年4月8日 18時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - rose†blossomさん» ありがとうございます!まずは今あるものを完結させないとですね…頑張ります! (2020年3月27日 10時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kotorin♪ | 作成日時:2020年3月14日 22時