アイドルとして？仲間として？《2》

泳ぐの得意でも ページ38

ﾅﾂﾒ「私、気になったんだけど…
島之内先生…洞潔は、どうして酒呑くんを守ったんだろう？あの二人は、一体…」

…ナツメは気付いていないのか…

酒呑くんが妖怪だってことに


ﾄｳﾏ「そういえば、朱雀」

朱雀「どうした？」

ﾄｳﾏ「さっき僕が憑依召喚しようとしたとき、どうしてAの方に行ったの？」

ｹｰｽｹ「そういえば、朱雀から行ってたよね？」

朱雀「…強敵と戦うのだから、人数が多い方が良い。しかし、一度に憑依召喚できるのは、一人。だからオーガの力を持つAに憑依してもらったのだ」

『そういうこと！』

ｹｰｽｹ「じゃあ、なんで引いたの？」

朱雀「あのまま戦っていれば、Aの体が持たなかったからな」

ｱｷﾉﾘ「それって…」

『朱雀は、私が怪我するのを避けてくれたの』

朱雀の思いやりね


ｹｰｽｹ「あっ」

ﾄｳﾏ「あっ」

ﾅﾂﾒ「ここは…」

私たちの目の前には…

ﾄｳﾏ「湖だ」

ｹｰｽｹ「向こう岸が全然見えないんだけど」

朱雀「宝剣殿はこの先だ」

『まじで！？』

ﾅﾂﾒ「橋もないのにどうやって渡れば…」

ﾄｳﾏ「ボートでもあればいいんだけど」

『何もないよ？』

ｹｰｽｹ「姉ちゃんとA、泳ぐの得意でしょ？チャチャッと行って戻ってくれば…」

ﾄｳﾏ「いや、さすがにそれは…」

ﾅﾂﾒ「無茶言わないでよ」

『いくら水泳習ってた私でもこれは無理だって…』

朱雀「誰か、あやつを止めろ」

皆「「「『え』」」」

玄武の試練→←ゲンブ法典斧【激闘！朱雀VS玄武】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す