アイドルとして？仲間として？

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ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

ﾋﾟｼｬｯ

扉が閉まり、私は完全に一人になった

『…はぁ…』

狐界につながる扉、私なんかが開くことが出来るの？
私は指で五芒星を描き、癒しの妖術を使ってみた

ﾊﾟｧｧｧ

『…はぁ…』

この程度か…
お母さんもお父さんも、もっとすごい妖術が使えるのに…




「Aちゃんの妖術ってすごいよな！」

「ね、同い年とは思えない！」

私は小学一年生の時だけ人間界にある狐族の学校に通ったことがあった
一年間成績トップをキープし、両親からは褒められたし、まわりの子たちからは尊敬されていた

でも

「なぁなぁ！Aの家族って姫属性か王属性の妖術が使えるんだろ？見せてくれよ！」

『え、っと…それは…』

飛鳥家の人間は、女なら姫、男なら王の妖術をあやつっていた
両親も5歳のころにはあやつれるようになったという
でも、私は7歳になってもあやつれなかった

そのうち

「はっ！！」

ﾊﾟｧｧｧ

「すげぇぇ！」

「姫属性だ！」

誰かが姫属性の妖術を使えるようになったらしく

「Aちゃんってさぁ、すごい家族に産まれたわりには、使える妖術しょぼいよな？」

「○○ちゃんの方が姫属性使えてすごいよな！」

私は一人になってしまった

両親からは

「あんな子に負けるなんて！期待はずれだったわ！」

「なぜまだ、姫属性が使えないんだ！お前は飛鳥家の子供なのに！」

見捨てられた…




『(あんな過去があるから私は、一人になりやすいんだろうな…)』

今の私が狐界につながる扉を開くことが出来るとは思えない

『…でも…』

死にたくない、トウマと別れたくない
その為には…

扉を開くしかないんだ

祖母「…今のお主の力なら、狐界につながる扉を開くことが出来るはずじゃ。」

お婆様がそう言うなら…

『…あ！…』

そうか！
みんなに力を貸してもらえば！

扉を開ける！

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なんと！5000hit越え！ありがとうございます！
これからもよろしくお願いします！

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