恋の始まり【東京喰種 短編集】

冗談の甘いキス（旧多） ページ7

旧多「Aさん今夜お食事でも一緒にどうですかー？」

ニコニコと貼り付けられたような笑顔の彼が私に尋ねてくる

『結構です』

私はそんな彼に冷たい態度をとる
なぜか彼は私に好意を抱いているようで毎日のように食事に誘ってくるのだ

旧多「あはは、相変わらずつれない態度ですね」

でもそんなところがまたいいんだよなーなどとつぶやきながら彼は私の隣の自分の席へと腰を下ろす


しばらくの沈黙が続いたあと私はパソコンから目を離し疑問に思ったことを口にする

『旧多くんってさ、なんで私みたいなのが良いわけ？』

旧多「あなたからそんな質問されるなんて意外だなーまた新しいAさんが知れた！メモしないと〜」

『…答える気ないならいいけど』

一向に答えようとしてくれない彼を見ていると質問した自分がバカみたいに思えてパソコンに視線を戻す

旧多「ははは、怒りました？拗ねたあなたも格別ですね〜」

『あの！人をバカにするのもいい加減に…っ‼』

そう言い彼の方へ勢いよく振り向くといつの間に近づいていたのか彼の整った顔が目の前にあり思わず息を呑む

旧多「そうゆうところですよ」

『…っ‼』

そう耳元で囁かれ体がぞくりと反応する

旧多「いつまでたっても全然なびかないあなたを見ていると本気で自分のモノにしたくなる」

彼はそう言いながら私の頬から唇まで指を滑らせる

旧多「いっそこのまま壊してしまいたい」

彼が言い終わると同時にお互いの唇が強引に重なり合う

『っんん‼ん、ふっ』

離れようと後ろへ頭を下げようとすると手で後頭部を押さえつけられ抵抗しようにもできなくなる

『っん！』

旧多「ハッ、少しは僕のこと本気にしてくれました？」

唇がゆっくりと離され、彼は妖艶な笑みを浮かる

『はぁ…はぁ…っ』

頭がくらくらしてどう答えればいいかわからないでただ彼を見つめていると

旧多「プッ、あははははは‼冗談ですよ、そんな怯えた顔しないでください。あまりにもAさんが可愛かったので…つい」

『ほんっと…サイテ、冗談でもやって良いことと悪いことがあるでしょう…』

旧多「冗談じゃなかったら良いんですか？」

『そうゆう事を言ってるんじゃない‼』

旧多「ははは、いや〜今日はラッキーだなぁ怒った顔を2回も見れるなんて、しかもキス顔も見れたし」

『〜っ‼うぅうるさいっ‼‼』

旧多「はははは」

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久しぶりの更新が旧多
口調が難しいですね…

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