会いたい (有馬) ページ5
私と有馬さんは付き合っている
つまり恋人同士ということだ
特等捜査官の彼とまだまだ未熟な二等捜査官の私
天と地ほどの差がある私たちが付き合うことになったのには一年ほど遡り私が捜査官としてCCGにやってきたばかりの新人だった頃だ
A「今日から一緒にここで働かせていただくことになりました！A三等捜査官です！」
「よろしくねー」
A「よろしくお願いします！」
入ったばかりで右も左も分からなかった私を捜査官の人達は明るく歓迎してくれた
自己紹介も終わりいろいろと仕事について教わっていた時少し離れた場所で何やらザワザワと騒がしくなっていた
何事かと思った私の足は自然とその騒ぎの方へと歩みを進めていた
人集りが出来ている中をかき分けながら人々の視線が集まっている場所を見るとそこには背の高い白髪の眼鏡をかけた男性が立っていた
人間離れしたその人の雰囲気に目が離せなくなっているとふとこちらを向いた彼と目が合う
A「ｯ！」
その瞬間に心臓が大きく跳ねたのが分かった
口を開け惚けた顔をしていたであろう私と目が合った彼は優しく微笑んだ
有馬「君か、今日入ったという捜査官は」
彼は柔らかく微笑んだまま言葉を続ける
有馬「君のアカデミーでの活躍は耳にしている、期待しているぞ」
それだけ言うと彼はその場を去っていった
その日から数日がたってもあの優しい笑顔が頭から離れず彼のことばかりを考えていた私はこの気持ちが恋だと気づくのにそれほど時間はかからなかった
恋だと気づいてしまうと何か行動で表したかった私はどうにか彼が1人でいた時間を見つけ思い切って気持ちを伝えた
すると彼はまたあの日と同じように優しく私に微笑み気持ちを受け止めてくれた
そして今に至っている
私は机に突っ伏しため息をつく
彼は毎日忙しくしており会えない日々が続いていた
A「会いたいなぁ...」
一人そう呟いく
するとオフィスの出入口近くに人集りができざわつき始めた
その様子を見た私は彼と初めてあった時と同じように自然と足がその方向へと進んでいた
人混みをかき分けその輪の中心となっている場所に目をやるとそこには今まさに会いたいと思っていた人物が立っていた
有馬「A」
A「有馬、さん...？」
有馬「少し時間が出来てな、会いに来た」
A「〜ｯ!!私も会いたかったです!!!!」
そう言うと彼はあの日と同じように優しく私に微笑んだ
思いがけない感情 (宇井)アイスゥさんリクエスト→←君の笑顔に (什造・白)
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テトラポット - アイスゥさん» リクエストありがとうございます!!!!今度有馬さんにも挑戦したいと思います！ (2018年1月13日 1時) (
レス) id: 14a8cd40c1 (このIDを非表示/違反報告)
アイスゥ(プロフ) - おもしろかったです…(*^)有馬さんか宇井さんでリクエストしてもいいですか？ (2018年1月3日 20時) (レス) id: c8d2aafd8b (このIDを非表示/違反報告)
テトラポット - スプリさん» リクエストありがとうございます！四方さんのお話書くの楽しかったです!!!! (2017年12月22日 1時) (レス) id: 14a8cd40c1 (このIDを非表示/違反報告)
スプリ - リクエスト失礼します！ ヨモさんのお話が見たいです！ お願いします！ (2017年12月20日 0時) (レス) id: f6508b1a35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テトラポット | 作成日時：2017年12月19日 18時
