二人のペース (ナキ) ページ3
私は恋をした
よりにもよってあのバカに
今まで散々距離を縮めるために頑張ってきた
それなのに私の猛アピールをあいつは気づく素振りも見せずいつも大きく反れた解釈をする
今日こそ絶対私の気持ちに気づいてもらうんだ!
ナキ「おーい!Aー!話しってなんだー!?」
A「あ、ナキ!ごめんね最近呼び出してばっかで」
ナキ「別にいいぜ!俺もAと話すのキライじゃないからな!」
そう言ってナキは子供のように無邪気に笑う
私はナキのこの笑顔にめっぽう弱い
A「そ、そっかぁ...(あーもう!そんな笑顔するなよぉ!)」
ナキ「んで!今日はなんの話だ?」
A「今日は、その...ちょっと真面目な話」
ナキ「ん?何が始まるんだ?」
A「うん、はじめじゃなくてまじめな」
始めな話ってなんだよ
ナキ「??」
A「あーもうわかんなかったらいいよ!」
駄目だ、完全にナキのペースに持っていかれる
このままじゃまた伝えきれないままで終わってしまう
そう思った私はもう当たって砕けろといった感じで勇気を振り絞り口を開いた
A「ナキッ!!私あんたが好きだ!この好きっていうのは友達とか家族とかの好きじゃなくてナキの事を一人の男としてッんん...!?!?」
私は最後まで言い終わらないうちに口を塞がれた
A「ンハッ...え?えぇ!?」
ナキ「こうゆうことか!?」
ナキは私の口から自らの唇を離すと子供のように無邪気に笑って聞いてくる
A「...あ、え?何が、どうして...は!?」
私は突然の事にただただ餌を待つ鯉のように口をパクパクさせ呆然とナキを凝視することしか出来なかった
ナキ「だから!お前の言ってたスキってこうゆうことだろっ!!!!」
A「た、確かにそう、ダケド...え?なんで...」
ナキ「俺もAとこうゆうことしたくなるくらいスキだぜ!!!!」
え?てことは私たちって...両思いって、こと?
そう分かった瞬間なんともいえない感情がこみ上げてくる
A「うぅっ...!!」
ナキ「なんで泣くんだよ!」
A「バカァ!好きだよぉ!!!!」
ナキ「なっ!?俺はバカじゃねぇよ!」
いつもいつもこいつのペースに巻き込まれてついていけないけどやっぱり私はナキが大好きだと実感した
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A「ん?てゆうかキスとかどこで覚えたの」
ナキ「んー?なんか体が勝手に動いてた!!!!」
A(...まじかこいつ)
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テトラポット - アイスゥさん» リクエストありがとうございます!!!!今度有馬さんにも挑戦したいと思います! (2018年1月13日 1時) (レス) id: 14a8cd40c1 (このIDを非表示/違反報告)
アイスゥ(プロフ) - おもしろかったです…(*^)有馬さんか宇井さんでリクエストしてもいいですか? (2018年1月3日 20時) (レス) id: c8d2aafd8b (このIDを非表示/違反報告)
テトラポット - スプリさん» リクエストありがとうございます!四方さんのお話書くの楽しかったです!!!! (2017年12月22日 1時) (レス) id: 14a8cd40c1 (このIDを非表示/違反報告)
スプリ - リクエスト失礼します! ヨモさんのお話が見たいです! お願いします! (2017年12月20日 0時) (レス) id: f6508b1a35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テトラポット | 作成日時:2017年12月19日 18時