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溢れる恋心 (金木) ページ1

喰種の私はある一人の人間に恋をした

彼の声を聞くだけで胸が締め付けられて苦しい

私が彼に恋心を抱いたのは行きつけの喫茶店に偶然立ち寄ったときだった

その姿を捉えた瞬間に心を奪われてしまった
物静かにコーヒーを飲む姿
真剣な眼差しで書物の字を追う瞳
眩しい笑顔で友人と話している優しい声
心臓をわしずかみにされた気分だった

でもいくら私が彼のことを目で追おうとも彼は私じゃないほかの女性を目で追っていた

その女性はリゼさんといい、彼と本の趣味も合い私なんかよりも気品があり清楚で綺麗だった

私なんかが到底叶うはずもない相手に彼は恋をしていた

A「はぁ、嫌んなっちゃうなぁ...もぅ」

トーカ「何ため息ついてんの?ホレ、コーヒー今日はサービスしてやるよ」

A「うぅ、トーカちゃーん!!私もうだめかも知んないよぉ」

私はそう言ってトーカちゃんに抱きついた

トーカ「知るか!離れろッ暑苦しい!!!!」

すると案の定引き剥がされ頭を叩かれる

A「いったい!ちょっとぉ!手加減してよ、トーカちゃんは相変わらず冷たいなぁ」

トーカ「うっさい!てゆうかあんたもとっととあの人間なんて諦めた方がいいんじゃないの?」

A「え...なんで?」

トーカ「あ、もしかしてあんた知らないの?今日アイツとリゼ2人で出掛けてんだよ?」

A「うッそぉぉぉぉぉおお!!?!?!」

ああ、さらば私の初恋よ
名前も知らない彼の事はキッパリと忘れよう
今さら追いかけたところで彼はリゼさんに美味しくいただかれている頃だろう

トーカ「声でかいんだよあんたは!」

A「イテッ!」

腕を大きく振りかぶったトーカちゃんに私はまた頭を叩かれた


それから数週間後私はリゼさんが彼と出掛けた日に死んだことを知る
そして彼が半喰種となって私達に助けを求めてきたのだ

そして彼、金木研君は今あんていくで働いている
私にとってこれはとてつもないチャンスだ

少しでも彼との距離が縮まってほしくて彼がよく読んでいた本を片っ端から買い込み字の練習がてら何日もかけ読んだ

少しでも長く彼と話していたくて
少しでも多く自分の記憶を彼に刻み込みたくて
彼の一番になりたくて


この気持ちいつか届いて

金木「いらっしゃい、Aちゃん」

A「〜ッ!!」

今はその眩しい笑顔で名前を呼んでくれるだけで私は幸せだから




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中途半端な終わり方になってしまった
しかも金木のセリフ一言だけ...

無口な彼と私の恋心 (四方) リクエスト→



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テトラポット - アイスゥさん» リクエストありがとうございます!!!!今度有馬さんにも挑戦したいと思います! (2018年1月13日 1時) (レス) id: 14a8cd40c1 (このIDを非表示/違反報告)
アイスゥ(プロフ) - おもしろかったです…(*^)有馬さんか宇井さんでリクエストしてもいいですか? (2018年1月3日 20時) (レス) id: c8d2aafd8b (このIDを非表示/違反報告)
テトラポット - スプリさん» リクエストありがとうございます!四方さんのお話書くの楽しかったです!!!! (2017年12月22日 1時) (レス) id: 14a8cd40c1 (このIDを非表示/違反報告)
スプリ - リクエスト失礼します! ヨモさんのお話が見たいです! お願いします! (2017年12月20日 0時) (レス) id: f6508b1a35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テトラポット | 作成日時:2017年12月19日 18時

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