礼真琴×舞空瞳 ページ2
《礼真琴→舞空瞳》
私・礼真琴は空腹である。
「なあ、こっちゃん、そろそろ食べたら?」
そろそろ休憩時間終わりだよ……
と毎日話しかけてくるのは同期のせお。
だが、どれだけせおさんが私にお弁当を勧めてくれたところで私は食べる訳には行かない。
なぜって?
私は他でもない愛しい相手役、なこちゃんのお弁当食べたさに毎日『お弁当ちょっと分けて欲しいなー』アピールしているのだ。
「なこちゃんの、今日は諦めたら…?」
「いや、あと15分ある!」
それってほとんどないよ……
というせおさんの声は聞こえなかったことにしよう。
だってなこちゃんがこちらをチラチラ見てくれていることは分かっている。
「絶対今日こそ分けてくれる!」
「いや、どこからその自信湧くの…」
「いや、気づかない?なこちゃんがこっち見てくれてるの」
「それね、なんで琴さん食べてないんだろうっていう疑問の目だよ。」
「なこちゃんの相手役やってないからせおさんなんかには分からないんだよ。なこちゃんの目線の意味が」
せおさん……なんか!?
というせおさんの叫びは聞こえなかったことにしよう。
「んっ!!!」
突如せおさんが奇声を発した。
「ほっひゃん!はえ!」(こっちゃん!あれ!)
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あみみん(プロフ) - すみません、Tagを外し忘れていたようです。コメントありがとうございます。 (2020年7月1日 23時) (レス) id: 6f16bdea21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あみみん | 作成日時:2020年7月1日 16時