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1話 ページ2

『ねえ、お兄ちゃん達授業でなくて大丈夫なの?』


今は、昼休み。

僕とお兄ちゃん達は、皆で屋上で食べてるんだ!

まあ、それはいいんだけどね。

お兄ちゃん達は喧嘩をする。

いわゆる不良ってやつだね!

だからか、授業には出ないんだ。

この学校そういう人多いからいいけどね!

チョロ松兄ちゃんはちゃんと出てるけど!


お「だって、めんどくさいんだよな〜」

一「授業よりも喧嘩してる方が俺等にはあってるし……」

『まあ、そうなんだけどさ!』


お兄ちゃん達が良いなら良いのかな?

他の人達もそういうの多いしね!

注意するのもめんどくさくなったからこれからは言うのやめよう。

ぶっちゃけ僕もサボりたいし。

でも、サボったら先生がうるさいからな〜

一応でなくちゃかな

キーンコーンカーンコーン


『あっ、チャイムなった』

十「本当だ!!!」

『お兄ちゃん達、今日は帰りどうするの?』

お「ごめんな〜。俺達、放課後は喧嘩なんだよ」

ト「前、僕とAで調べ上げた集団いたでしょ?その人達と喧嘩なの♪」


そんなのいたっけな?

色んな人を調べすぎて、誰を調べたかわからなくなってくるんだよな。


チ「また、一人で帰ってもらうことになるけどごめんね」


チョロ松兄ちゃんがすまなそうにしている。

お兄ちゃん達に迷惑はかけられないしな!

と思って僕は笑顔で


『絶対勝ってね!』


って言ったら、皆で口を揃えて「おう!」って言ってくれた。



放課後



あんなこと言ったけど、この頃絡まれることが多いんだよな。

お兄ちゃん達と一緒に帰った方が安全なんだろうけど、喧嘩してるしな〜

まあ、大丈夫だよね!

と思い、僕は普通に家に帰っていく……はずだったんだけどな

何で、路地裏にいるんだろう。

何で、不良にかこまれてるんだろう。

ざっと見て10、20人ぐらいかな。

これは逃げられないかな。

そう思ったのと同時に、お腹を思いっきり殴られた。

その後も殴られ続けて立っていられなくなり、その場所に倒れ込んでしまった。

僕が倒れ込んでも飽きずに僕の事を殴ったり蹴ったりしている。

それから、不良達に満足するまで殴られ続けた。

不良達が去り際に


「兄貴達によろしくな〜♪」


と言っていた。

誰がよろしくするかっての!

絶対、お兄ちゃん達には言わないからな!

痛む足を引きずりながら僕は家についた。

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作者名:林檎 | 作成日時:2017年2月19日 15時

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