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どうやらそれは、エロールと呼ばれるウィーズリー家のフクロウのようだった。
よぼよぼの年寄りだそうで、ロンはその翼から手紙を抜き取った。
「悲劇的だよな」
止まり木まで運んでやったのだが、エロールはそのままぽとりと地面に落ちてしまったので水切り棚の上にロンがそっと載せた。
「まあ、ハーマイオニーからだわ。どうして私がここにいるって分かったのかしら」
「ボク達が知らせたんだ」
手紙には、勉強で忙しいというなんとも彼女らしい報告、それから水曜日にダイアゴン横丁で教科書を買うので会わないか、といったことが書いてあった。
「ちょうどいいわ。私たちもでかけてあなたたちの分を揃えましょう」
杖の一振でテーブルを片付けながらモリーさんが言った。
「A、君教科書を買うお金はどうするんだい？まさか家に帰る訳にも行かないだろうし…きっと両親ともカンカンだよ」
「心配ないわ、グリンゴッツに私の金庫があるの。教科書を買うくらいなら問題ない」
「わぉ……」
その日の午後、私、ロン、ハリーにフレッドとジョージは丘の上の牧場まで箒を携えてやってきた。
リンゴをボール代わりにキャッチボールをして遊んだ。
ハリーのニンバス2000に乗らせてもらったが、やはり世界最高峰の箒だ。スピードも旋回性能も段違いだった。
「やっこさん、一体何を考えているんだか」
ひとしきり楽しんで丘を降りている時、フレッドが眉をひそめて言った。パーシーの事だろう。誘ったが忙しいので来ないと断られたことを根に持っているらしかった。
OWL、通称ふくろう試験にて満点の12ふくろうだったのに不満顔だった、とジョージが続けた。
「ビルも12だったな。へたすると、この家からもう1人首席が出てしまうぞ。俺はそんな恥には耐えられない」
その言葉にムッとしたのがバレたのか、フレッドがわざとらしくジョージに言った。
「おいおい、俺たちのセドリックだって首席候補だぜ。そんな事言うなよ」
「それもそうだ。な、A？」
「何のことかしら」
私が素っ気なく返すと、さも面白げに双子はニヤリと笑った。
「それにしても…パパもママもどうやって学用品を揃えるお金を工面するのかな」
「ロックハートの本を5人分もだぜ！ジニーだって杖やらローブやら必要だし……」
「いざとなったら入学祝いに私が一式プレゼントします」
任せなさい、と胸を叩くと双子は先程のロンそっくりに、わぉ…と顔を見合わせた。
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まな(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新気長に待ってます！ (6月29日 21時) (
レス) @page28 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - まるさん» フレンド申請を私のほうでやらせていただきますね!すると通知が来ると思うので、そこをポチッとなです☆ (2022年4月17日 22時) (レス) id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 平凡な人さん» こんばんは、コメントありがとうございます！本当にドラコは可愛いですね…。フレンドのお話是非お受けしたいのですが、疎くて方法がわからないです。教えてください🙏 (2022年4月17日 22時) (レス) id: 91e2d78cc8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいております!ドラコ可愛いですよね!!フレンドなりませんk(((( (2022年4月16日 22時) (レス) @page13 id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2022年4月6日 20時
